抗菌石鹸って危険なの?【抗菌石鹸の効果に科学的根拠なし】
こんにちは。菜食トレーニーおまめです!
今回は意外と知られていない抗菌石鹸の危険性について触れていこうと思います。
そもそも抗菌石鹸ってなに?と思う方は多くいらっしゃると思います。
抗菌石鹸とは、菌を抑える成分(化学物質)が配合されていて衛生面を向上させる効果をもつ石鹸。
特に今の時期は風邪を引かないように、免疫を低下させないようにと手洗いを行うことは必須ですよね。ほかの国とは違い、日本は手を洗うということが習慣となっているため手洗いは毎日行うと思います。何気なく使用している石鹸の種類を是非、確かめてみてください。。もし、抗菌石鹸を使用している場合は危険です!
細菌やウイルスを除去するために抗菌石鹸を使っているのに「危険」ってどういう事?!って思いますよね。意外とこの事について知っている人って少ないんですよね。。
そこで今回は「抗菌石鹸ってなんで危険なの?」
といった疑問に答え、抗菌石鹸の隠された真実をお伝えさせていただきます!!
今回も論文や研究報告を参考にして書かせていただいてます。興味がある方は参考研究としてURLも貼っておくので見てみてください。
それでは解説をしていきます!
↓本文はこちら↓
■抗菌石鹸って危険なの?
結論としては、抗菌石鹸の使用は危険な可能性が高いです。
なぜかというと、抗菌剤を含む石鹸を使用し続けると体内で耐性菌が増えてしまう可能性があるからです。耐性菌が増えてしまうともし感染症などにかかってしまった際に治療や予防が困難になるケースがあり、最悪重症化や死に至る場合があります。(抗菌物質の利用を続けてしまうと感染症になったときなどに利用する抗生物質の効果が感染症の細菌に効かなくなってしまう)つまり抗菌剤の石鹸を使うことは将来のリスクに繋がってしまいます。
耐性菌とは抗菌剤を使い続けていると細菌の薬に対する抵抗力が高くなり薬が効かなくなることがあり、薬への耐性を持った細菌のことを耐性菌と言います。
そのためわざわざ抗菌石鹸である必要はないです!!抗菌石鹸は生命維持に必要な微生物を余計に殺菌してしまうので体に良い働きをする細菌達にとっては抗菌石鹸は猛毒なのです。。。
研究でも、抗菌石鹸は感染症の症状を予防、手の細菌レベルを低下させるのに非抗菌石鹸よりも効果的ではなかったと報告されていますし、抗菌剤を配合せずとも一般的な石鹸で十分に菌を抑制できるということが明確になっていてあえて抗菌剤を配合する必要がないと言われています。
それであれば抗菌石鹸ではなく普通の非抗菌石鹸で十分ですよね!
非抗菌石鹸の研究で、水による手洗いと非抗菌石鹸による手洗いの細菌除去レベルを調べたところ、
・水のみの手洗いではバクテリアの存在が23%までに減少
・水と石鹸ではバクテリアの存在が8%までに減少
・実験でのサンプルの44%の細菌が手洗いなしで発見された
と報告されています!!
この結果からも非抗菌石鹸による手洗いでも十分に細菌の除去ができることがわかりますね!!それと同時にやはり水だけでの手洗いよりも石鹸を使用したほうが細菌レベルはかなり低下しますね。
■まとめ
①抗菌石鹸は耐性菌のリスクが高まるため使用はしないほうが良い。
②抗菌石鹼は生命維持を助けている微生物まで殺してしまう可能性がある。
③手洗いは水又は水と非抗菌石鹸で洗うこと。
将来のご自身の為にも抗菌剤の含む商品の使用は極力避けたほうがいいですね!多くの研究で普通の石鹸でも十分、細菌の抑制ができると分かっているのでもし抗菌剤の石鹸を使用している人はこの機会に非抗菌石鹼の使用をしてみてください。
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↓参考記事はこちら↓
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17683018/
https://president.jp/articles/-/20534
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3037063/