自分をうまく表現したい?アサーションがヒントになります
「自分の気持ちがうまく表現できない」
「突然の誘いを断ることができない」
「強く言いすぎて気まずいことがある」
「自分が正しいと思うこと以外を受け入れられない」
こんな悩みを持っている人はいますか。
少なからず私は時と場合によって、全ての悩みを持っています。
自分の気持ちが伝えられなかったり、相手のことを考えて誘いを断れなかったり。
逆に強く言ってしまうことや自分の意見を曲げられないこともあります。
アサーションはこれらの悩みに対してヒントをくれます。
そんなアサーション、あるいはアサーティブな表現を紹介します。
アサーション(assertion)と英語辞典で調べると「主張、断言、明言…」と出てきます。
ただ、今回使っている「アサーション」は英語辞典のような強い言葉という意味ではなく、
「自分も相手も大切にする自己表現」です。
もう一度先程の4つの“悩み”を見てみると、大きく二つにわかれます。
最初の二つは「自分の気持ちをうまく伝えられない」悩み。
これは「非主張型」と呼びます。
起こりがちなトラブルは自分の気持ちが伝えられず、我慢することでストレスが溜まりがちです。また、必要な情報共有がなされなかったり、オープンな人間関係が作れないようなトラブルもあります。
反対に「攻撃型」と呼ばれる自己表現があります。悩みの最後二つです。
自分の意見を通すため、人の気持ちを蔑ろにしがちです。起こりがちなトラブルは相手の気持ちを受け入れられないことから、人間関係がギスギスします。また、意見が通ったとしても後味が悪くなることもあります。さらに、強がるために自分の意見とは異なる主張をすることもあります。
アサーションは自分の気持ちをや信念を率直に伝えて、かつ相手を尊重する自己表現です。
アサーティブな表現を実践することでお互いを尊重し、深い理解に基づく人間関係ができ、自分の可能性を広げるメリットがあります。
アサーティブな自己表現ができるようになるために、まずやることは「自分を知ること」です。たとえば、「非主張型」か「攻撃型」の自己表現のどちらに当てはまるか。あるいは当てはまる場合が多いか。
こんな方法もあります。「自分のことを説明する文を20コ作ってみる」というもの。
そこには自分の長所や短所、内向的か外交的か、秘密にしていること、理想の自分など、新しい発見があると思います。実際、私がやってみると「自分ってこういう人間なんだな」という気づきがたくさんありました。他の人に聞くと「そうでしょ」という返しが来るので不思議ですね。
自分と相手を大切にする自己表現、アサーションという考え方(?)を紹介しました。
知ったのは半年以上前ですが、未だに実践できている気がしません。
地道に身につけていけるといいです。
※アサーションに関するおすすめの本です。
上は文章中心でアサーションに関することが体系的にまとめられています。
下は図が多く、説明がわかりやすいです。また実践法に関してもシュミレーション的に書いてあります。