再考の部屋#1 夢や目標って必要?
再考の部屋、始まり、始まり~。
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おかゆと大人は、穏やかな午後のカフェで対面していた。周囲は静かで、二人の会話だけが空間に溶け込んでいる。
「最近、変化が速すぎて、ついていけないことが多いんだ。」大人は心配そうに言った。「夢や目標なんて、考えたこともないし、今更見つけられる気もしない。」
おかゆは、優しく微笑みながら答える。「夢や目標がなくても生きていけるし、それで全然大丈夫だよ。でもね、夢や目標があると、人生がもっと面白くなるかもしれない。」
「面白くなるって、どういうこと?」大人は好奇心を持って聞き返した。
「夢や目標があるとさ、それに向かって一歩ずつ進むことで、自分の可能性や未知の世界に気づけるんだ。それは、自分自身の新たな発見や成長につながる。変化の激しい世界でも、自分の軸があると、不安を感じにくくなるよ。」おかゆは熱心に語った。
大人はじっくりとおかゆの言葉を噛みしめる。「でも、目標を見つけるって難しくない?」
「難しく考える必要はないよ。」おかゆは励ますように言った。「自分が心から楽しいと感じること、興味があることから始めてみたらいい。小さなことでいいんだ。それが徐々に大きな夢へとつながっていくかもしれないから。」
大人は少しずつ心の重荷が軽くなるのを感じた。「なるほどね。自分の心に耳を傾けて、小さな興味から探ってみるのもいいかもしれないね。」
「そうそう、それでいいんだよ。」おかゆは温かく励ました。「夢や目標は、人生を豊かに彩るスパイスみたいなもの。持っていると、日々に新鮮な味わいが加わるんだ。」
「なるほど、スパイスね。なくても困らないけど、あったらもっといいかもしれない、というのがしっくりくるね。」。大人は神妙に頷いた。
「心から楽しいと感じること、か・・・」。考え込む大人に向かい、おかゆは問いかけた。「よかったら、今この時間に、一緒に深ぼっていこうか」
こうして、おかゆと大人の長い対話が始まった。