「嘔吐」は役に立つのか
サルトルだ。
実存主義。実存は本質より先に立つ。
「実存は本質より先立つ」このセリフは仕事、会議で使ってみたい台詞ランキング堂々の一位だ。かましてみたい。あながち使えなくもなさそうなセリフでもある。ビジネスシーンで汎用性が高いともいえる。
サルトルの「ユダヤ人」は心の名著。学びしかない良い本だ。
ブラック・ライヴズ・マター運動で真理としかいえない「これは白人問題なんだ!」という標語、サルトルを思い出さずにはいられない。
嘔吐
この小説は、タイトル通り嘔吐する物語だ、モノが存在することがキモくて仕方ないのだ。
石がある。キモい。嘔吐だ。
愛する女性だって存在していたらキモすぎる、それでゲロだ。
実存主義を体現した主人公だ。
サルトルの本は楽しいが、よくわからん。
浅い知識でモノをいうつもりだが、生まれながらにして本質がなく自由である人間は、自由にとらわれているみたいなことを言ってたと思う。
自由が窮屈と感じたこともない。お休みな日はひたすら散歩したり、無意味な時間を過ごすことに充実を感じるし、モノがあってもちっともキモくない。
サルトルが友達だったら、はやく私のマインドまで上がってきて、ピザを焼こうと誘いたい。
あとサルトルはどの写真もオシャレ。自分がどういう人間でありたいか心得て実践してるサルトルの写真にこそ実存主義を感じてしまう。