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女の子の友達関係の悩みを解決する『いい人戦略』

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女の子の人間関係の悩みというのは、お母さん達も口を揃えて難しいと言われます。私自身、幼い頃から友達との関係で悩み続けてきました。  でも、考え方次第でその悩みを乗り越えていける…
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#友達関係

12)ヘッポコな色眼鏡を捨て正しく見られる透明な眼鏡にしていく

◆自分の色眼鏡を変える 3 クラスで話したこと つづき 「こういうことはね、騙されたと思ってやってみると良いんだよ。 周りの人は親切で優しい人ばかりだ、っていう色眼鏡をかける。そのためには、まず自分が親切で優しい人になることが必要なんだ。 知らない世界というのは、信じられないことでしょう。でも教えて貰うというのは、知らない世界を知るってこと。学ぶは真似ぶなのだから、騙されたと思ってやってみる。ケンタ君は、実際に世界が変わったでしょ?」と再びケンタ君に話を振ると、彼は大き

10)人はネガティブな言葉に敏感で自分の事だと思ってしまう

◆自分の色眼鏡を変えるクラスで話したこと つづき 「悪口を言われた場合の対処の仕方の2つめは、自分の色眼鏡を変えるということです。 1つめの”相手は変えられないからあきらめる”は、自分は悪くなく、相手が一方的に悪いという場合でした。 でも、必ずしもそうじゃない場合があります。それは、自分が濃い色眼鏡をかけて相手を見ている場合です。ひょっとしたら、相手が悪口を言っていない可能性だってある。 例えば、私は嫌われているっていう色眼鏡を掛けている子がいるとします。クラスの中で

4)絶対に悪口を言った!

◆悪口を言われた 3 ミコさんに悪口を言われたと訴えるサトコさん。でもミコさんは言っていないと言うし、一緒にいたクミさんも言っていないと言う。 でも、これはどこにも確証はありません。学校は、こういう確証のないトラブルばかりだとも言えます。実際にミコさんが言った可能性もあるわけで、これは困ったなーと内心思っていました。 ミコさんの言い分を全て認めてしまったら、サトコさんを否定することになります。サトコさんの言い分を認めたら、ミコさんを否定することになります。 それぞれ、

3)嫌われていると思っていたら、何でも自分への悪口に聞こえてしまう。

◆悪口を言われた 2 悪口を言われたというサトコさんと言ったというミコさんには話を聞いたので、一緒に居たクミさんから話を聞きました。 サトコさんによると、クミさんから「ミコさんが悪口を言っている」と教えてもらって、実際に、ミコさんが”死ね”と言っているのを聞いたということでした。 クミさんに「ミコさんが”死ね”とかって、酷い悪口を言っていたの?」と聞くと「え~~!! 知らないです!!」と、全否定でした。 サトコさんは「クミさんが教えてくれたよ」と言うのですが、クミさん

2)悪口を言われた

私の勤務する学校では、定期的に児童一人ひとりと話をする時間を設けるようにしています。 サトコさんとも1対1で話をしたのですが、そこで、ミコさんから悪口を言われたと相談されました。”死ね”と言われたそうで、かなり酷いモノでした。 え~~~!!! です。 ミコさんは、確かに学年当初は硬い表情で友達が少ない子どもでしたが、最近では、授業や私の話をとても姿勢よく聞き、漢字練習にも身が入るようになって、心がしっかりしてきたなと思っていた子なのです。友達との関係もうまくいっているよ

1)え~~!? サトコさんが手を挙げている?

それは国語の授業のことでした。物語文の読み取りをしていたのですが、いつもは不機嫌そうな顔をして授業を受けているサトコさんが目をキラキラさせて、手を挙げているのです。 それはもうビックリ仰天の事態でした。 いつもは半開きのようなやる気のないような目つき。。。なのに、瞳はキラキラ輝いているし! 口元には笑みが浮かんでいるし! な・・・何が起っているんだと、とにかく私はドギマギしていました。 思い当たるのは、授業の直前に話をした『いい人戦略』です。 子どもというのは、心の学