1)え～～！？ サトコさんが手を挙げている？
それは国語の授業のことでした。物語文の読み取りをしていたのですが、いつもは不機嫌そうな顔をして授業を受けているサトコさんが目をキラキラさせて、手を挙げているのです。
それはもうビックリ仰天の事態でした。
いつもは半開きのようなやる気のないような目つき。。。なのに、瞳はキラキラ輝いているし！ 口元には笑みが浮かんでいるし！ な・・・何が起っているんだと、とにかく私はドギマギしていました。
思い当たるのは、授業の直前に話をした『いい人戦略』です。
子どもというのは、心の学びをしっかりしていったらどんどん表情が明るくなり、それに伴って学力もアップしていくというのは、これまでの経験を通して確信をもっていますが、これほどまでに劇的に変化する子は初めてです。
いやぁ～～、とにかくビックリ、ビックリ。このサトコさん、算数にいつも苦戦していて、「わからない」と、いつも多くの友達から教えてもらう毎日でした。
国語もいまいちパッとせずさえない感じで、手を挙げる事なんてありませんでした。でも知能テストの結果を見ると、なんと学年上位のランクインしていました。典型的なアンダーアチーバーだったのです。
そんなサトコさんが何度も手を挙げて発言している。しかもキラキラ輝いて！
女の子は、高学年になると友人関係で悩むことが多くなりますが、『いい人戦略』の話で、彼女の心の重しが軽くなったということだと思います。
女の子の人間関係の悩みというのは、お母さん達も口を揃えて難しいと言われます。私自身、幼い頃から友達との関係で悩み続けてきました。
でも、考え方次第でその悩みを乗り越えていける。それが『いい人戦略』なのです。
ここからしばらく、女の子を苦しめる友達関係の見方、考え方、乗り越え方について考えていこうと思います。
ということで、この続きは、また明日。
この文章は、お気楽先生のほぼ毎日私感にて過去にアップロードしたものです。noteでは、マガジンにまとめていこうと思っています。
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