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女の子の友達関係の悩みを解決する『いい人戦略』

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女の子の人間関係の悩みというのは、お母さん達も口を揃えて難しいと言われます。私自身、幼い頃から友達との関係で悩み続けてきました。  でも、考え方次第でその悩みを乗り越えていける…
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#女子

14)自分はたぶんいい人じゃない。だから、いい人のフリをする。

◆『いい人戦略』でいこう! 2 クラスで話したこと 「いい人であることは難しいです。 だってね、悪口を言われたと思ったら心の中では、怒り爆発状態だものね。 私だって同じです。でもね、戦略なんですよ。自分はたぶんいい人じゃない。だから、いい人のフリをする。いい人のような演技をする。 例えば、人の顔って口の端…口角というけれど、そこをちょっと上に上げたら、笑顔だと思われる。逆に下げたら機嫌が悪いように見える。 だったら、人前では笑顔になるように口角を上げているだけで何と

12)ヘッポコな色眼鏡を捨て正しく見られる透明な眼鏡にしていく

◆自分の色眼鏡を変える 3 クラスで話したこと つづき 「こういうことはね、騙されたと思ってやってみると良いんだよ。 周りの人は親切で優しい人ばかりだ、っていう色眼鏡をかける。そのためには、まず自分が親切で優しい人になることが必要なんだ。 知らない世界というのは、信じられないことでしょう。でも教えて貰うというのは、知らない世界を知るってこと。学ぶは真似ぶなのだから、騙されたと思ってやってみる。ケンタ君は、実際に世界が変わったでしょ?」と再びケンタ君に話を振ると、彼は大き

11)自分の中から「嫌い」という言葉を無くしていったら悩みも無くなった

◆自分の色眼鏡を変える 2 クラスで話したこと つづき 「誰かが「嫌い」と言っているのを耳にしたら、簡単に自分のことだと思ってしまう。手紙を見せて貰えなかったら自分の悪口が書かれているのだと簡単に思ってしまう。人の他人を見る目というのは、これほどまでに曇っているのです。 こういうのを、色眼鏡をつけて世界を見ていると言います。 例えば、赤色の色眼鏡を掛けている人だったら、どんなものも赤みがかって見えていて、正しい色で見ることはできません。 もし世の中の人は「私を傷つける

10)人はネガティブな言葉に敏感で自分の事だと思ってしまう

◆自分の色眼鏡を変えるクラスで話したこと つづき 「悪口を言われた場合の対処の仕方の2つめは、自分の色眼鏡を変えるということです。 1つめの”相手は変えられないからあきらめる”は、自分は悪くなく、相手が一方的に悪いという場合でした。 でも、必ずしもそうじゃない場合があります。それは、自分が濃い色眼鏡をかけて相手を見ている場合です。ひょっとしたら、相手が悪口を言っていない可能性だってある。 例えば、私は嫌われているっていう色眼鏡を掛けている子がいるとします。クラスの中で

9)なぜ悩むのか。それは相手が変わって欲しいって思うから

◆相手は変えられないことをあきらめる(明らかに見る)2クラスで話したこと つづき 「でもまぁ、悪口を言われたり意地悪をされたりする原因が自分にはあるのだろうから、自分はよりよく生きていこうと思う事は大事だよね。 よく皆に話をする人に親切にするとか自分への利益誘導をしないとかといった日々の努力も大事です。 そういう努力をしていたら、自分は正しく生きているのだから悪口を言う相手が悪いって、ちゃんと思えるようになるでしょう。 じゃぁなんで悩むのかといったら、それは、相手が変

8)悪口を言う方が悪い。なのに言われた方が泣いたり悩んだりする。

◆相手は変えられないことをあきらめる(明らかに見る)1 サトコさん達の一件があって、子ども達に、友達との関係についてちゃんと話をしなければと思いました。 女子は特に、高学年になると必ずといってよいほど人間関係で問題が出てくるものですから、よい機会だとも思いました。 クラスで話したこと 「昨日、ある女の子から相談がありました。友達から悪口を言われているというのです。 悪口を言われた場合の対処の仕方は、2つあると思っていて、 1つめは、相手は変えられないからあきらめると

6)取り合えず信じてみたらどうかな?

◆悪口を言われた 5 サトコさんには、ミコさんの「言っていない」という言葉が届かない。それは、自分の正しさに固執してしまっているから。 自分自身、サトコさんのような経験は何度もありました。でも、相手の言う事を「違う!」と思いたくなるけれど受け入れていくことが必要です。そうしなければ、問題の解決にはつながらないし、負の感情にずっと固執し続けていくことにもなります。 サトコさん達に話したこと 「サトコさんはミコさんが”死ね”と言ったといっている。ミコさんは、そんなことは言