9)なぜ悩むのか。それは相手が変わって欲しいって思うから
◆相手は変えられないことをあきらめる(明らかに見る)2
クラスで話したこと つづき
「でもまぁ、悪口を言われたり意地悪をされたりする原因が自分にはあるのだろうから、自分はよりよく生きていこうと思う事は大事だよね。
よく皆に話をする人に親切にするとか自分への利益誘導をしないとかといった日々の努力も大事です。
そういう努力をしていたら、自分は正しく生きているのだから悪口を言う相手が悪いって、ちゃんと思えるようになるでしょう。
じゃぁなんで悩むのかといったら、それは、相手が変わって欲しいって思うからでしょう? 悪口や意地悪をしない子になって欲しい。
でもね、人は100%自分の思った通りにはなりません。100%思った通りにならないのに変えたいと思うから、それができなくて泣けてきたり悩んだりするわけです。
悪口を言う相手を変えることができない。そうあきらめることが、実はとても大事なのです。”あきらめる”というのは、”明らかに見る”ってことだからね。あきらめて、その人から離れることが大事なんだよ。
「相手を変えるのは誰なんですか?」
こう問うと、子ども達からは「その人自身」という声があがってきました。
「そうそう、悪口を言った本人しかないよね。本人しか変えられない。
でもね、みんなは生まれてたった10年位だよね。10年だから、もっともっとたくさん勉強をして自分を正しく成長させていかなければならない。だから人から学ぶということが必要で、教える役目が、親や先生ってことになる。
子どものあなたたちには、その役目がないのだから、相手を変えようなんていうのも、あきらめる。先生に任せてください。それが私の役目だからね。先生にお任せしてしまって、その子が変わることができたら再び仲良くしたら良いよね。
みんなはまだまだ未完成なんだからどんどん変わって、素敵な人になっていく必要がある。人のことなんて、構ってはいられないよ。泣いたり悩んでいたら、時間がもったいないよね。」
ここまでは、悪口を言われたと訴えたサトコさんの為に話をしました。
でもこのままでは、ミコさんの立つ瀬がありません。ミコさんは悪口を言っていないと主張しているのですから。
長くなるので、この続きは、また明日。
この文章は、お気楽先生のほぼ毎日私感にて過去にアップロードしたものです。noteでは、マガジンにまとめていこうと思っています。
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