6)取り合えず信じてみたらどうかな?
◆悪口を言われた 5
サトコさんには、ミコさんの「言っていない」という言葉が届かない。それは、自分の正しさに固執してしまっているから。
自分自身、サトコさんのような経験は何度もありました。でも、相手の言う事を「違う!」と思いたくなるけれど受け入れていくことが必要です。そうしなければ、問題の解決にはつながらないし、負の感情にずっと固執し続けていくことにもなります。
サトコさん達に話したこと
「サトコさんはミコさんが”死ね”と言ったといっている。ミコさんは、そんなことは言っていないといっている。クミさんは、知らないといっている。
私はその場に居たわけじゃないので、実際のところは分かりません。
でもね、サトコさん、取り合えずミコさんは「言ってない」ということだから、それを信じてみたらどうかな?
面と向かって悪口を言われたわけじゃないのでしょう? 横を向いて、何かを言っていた。それは、あなたのことじゃなかったかもしれない。全然関係のない前のことを思い出して「あ~~もう!イヤ!」なんて、ついつい口に出てしまうことも人ってあるよね。」
こんなことを言うと、ミコさんは「ある!ある!」と激しく同意してきました。学年当初、とても暗い表情だったので、ネガティブな言葉も日常的に発していたのでしょう。
「サトコさんが”ミコさんが悪口を言った!”と主張したいのも分かる。でも、ミコさんを信じるんだよ。信じる。それがとても大事なことなんだ。勘違いの可能性だってあるからね。あなたがよい子であるのと同じで、ミコさんもよい子なんだと信じる。
ひょっとしたら、また同じようなことがあるかもしれない。その時もミコさんの言う事を信じてみる。
でもそんなことが3回目になったら、もう信じるのも無理だから縁のない人って思ったら良いんじゃないかなぁ?」
長くなるので、この続きは、また明日。
この文章は、お気楽先生のほぼ毎日私感にて過去にアップロードしたものです。noteでは、マガジンにまとめていこうと思っています。
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