初めての校正作業のお話➕書籍化＆コミカライズしましたやったぜ！！の話
いきなりですが自作が１１月末に本屋に並びま～～～す！！🦄🦄
たくさんの方にご指導ご鞭撻を受けながらヘロヘロになって書き上げたウェブ小説が、ご縁がありましてKADOKAWA eロマンスロイヤル様より本にして出してもらえることになりました！
また、連載した作品はもともと短編をベースに書いたものなのですが、短編版はコミカライズしていただくことになりまして…！
嬉しいことに津々見はと先生に、とっても素敵かつキラキラにコミカライズしていただきました✨
＊どちらもTLジャンルです、ご留意ください！＊
実はお二方本当にずっとファンで、編集担当さんから「イラストはCiel先生、コミカライズは津々見はと先生で…」って聞いた時は自分の耳を疑いましたよ。ただただ幸運だったと思います。
書籍はピッコマ様で先行配信していただき、ありがたいことに日間一位をとることができました！月間も１０位にランクインさせていただき、ありがたいなぁと咽び泣いております。過分な評価をいただいたのは、ひとえにCiel先生の素敵な表紙のおかげだと思います…！！
初めての校正の話
書籍化にあたり、初めて校正・校閲作業をしました！そしてめちゃめちゃご迷惑をおかけしました！！！！！！
校閲さん及び担当さんにはとってもとってもお力添えいただきました。私の癖や文体にそった漢字や表現で修正していただいたり、校閲さんならではの鋭いご指摘をしていただきどきっとしたりと、自分の力不足を痛感しながらも勉強になる部分もたくさんあり、幸せな時間だったなと思います。
ただ、「これは私がもうちょっとしっかりしてれば、ご迷惑おかけしなかったよなぁ」と思うことも多々ございまして、今回の反省点を次回以降の執筆に活かすべく、覚書として書いておこうと思います。細かく書かれている方は「いや当たり前やないか～い」という話かもしれませんが、お付き合いいただけますと幸いです～～( ;∀;)
キャラクターの行動をきちんと年表にする
これはコミカライズしていただいた時も思ったのですが、キャラクターごとの年表をしっかり作っておけばよかったなと何度も後悔しました。
もちろん、自分用のメモ程度には持っていたものの、間違っていたりごちゃごちゃしたりしていて、結局自分でもよくわからない部分が多々あり、書籍化・コミカライズ化する際に各方面にご迷惑をおかけしました…🙇♂️
次からはちゃんと人様にお出しできる年表を書いてから小説を書いていきたいと思います。メモで作った気になってはいけないですね！！
漢字の「ひらく」「とじる」を一覧にしておく
例えば、食べ物の蕎麦を、漢字で「蕎麦」と書くのか、「ソバ」もしくは「そば」と書くのか…等々。細かいところですが、そういった漢字で書くのか、カタカナで書くのか、を明確にルールにしておくと分かりやすいと思います。
今回私がよく表記ブレしてたのが「◎か月」「◎カ月」「◎ヶ月」でした。うんざりするほどなおしましたよ…。今後は一ヶ月で統一したいと思います。
また、変換ミスでひらくべき漢字を閉じていたりする場合もあるので、このあたりも都度マニュアル化するのがいいかもしれません。
特に間違いやすいのは、事 → こと、為 → ため、 筈 → はず、出来る → できる あたりでしょうか。
変換に出てきてうっかりとじてしまいがちなので、この辺りも注意したいところ。
一人称ブレ
一人称はどこかで間違えているだろうなと思ったら、かなり序盤に間違いを発見！！「これって、かなりヤバいのでは」と思ったので、「私（わたし、あたし、わたくし）」「俺（おれ、オレ）」「僕（ぼく、ボク）」でセリフのみ検索して、一人称を間違えていないか一括チェックする時間を設けました。
これ、大正解でした…。
主人公、ヒーローは意外と大丈夫なのですが、脇役の一人称は本当に気を付けないと普通に間違えますね。
呼称表にして、一覧表にしてあげるといいんだろうなぁと思うんですけど、これはちょっとまとめるの大変かなぁと及び腰です…。これは要検討ということで（逃）
誤字脱字の発見に役立ったサイト
無料で使えてとっても精度がいいEnno.jpさんは、見逃しがちな誤字脱字や日本語の間違いを指摘してくれるので本当に重宝しました。
というわけで…！
校正は本当に根気のいる作業でしたが、なんとか終わりました。一行一行、丁寧に向き合う時間は、正直へとへとになりますが、同時にものすごく充実感もありました。
今回の経験を次の作品にも活かしていきたいと思います。目指せ、ノーミス原稿！（絶対無理な気がする～～～～～～）
おしまぁい
ご指導ご鞭撻いただいたあいこさんに、記事にしてもらいました( ;∀;)ありがとうございます…！！
◇沖果南のプロフィールはこちら◇
南九州出身。TLロマンス小説＆異世界ファンタジー小説 等書いています。2024年3月にコミカライズ原作者としてデビューしました。
今回書籍化した作品はこちら（１１月２９日発売です）
コミカライズした作品はこちら（一話無料です）