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三浦の人生トマト語り

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店長三浦が「はじまりのトマトソース」について話すマガジンです。
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#飲食店

飲食店の新しい価値を探しながら、唯一無二のビジネスを育てる

2021年は、「はじまりのトマトソース」誕生から1周年であり、オホーツクトマト食堂「たまごのじかん」開店から20年の節目でもあります。後編は、節目を迎えた店舗経営と、オンラインショップ経営とレストラン経営の両刀をもつビジネスモデル、それらの展望について店長三浦が語ります。 ※「はじまりのトマトソース」の振り返りと展望について聞いた前編はこちら コロナ禍で飲食店の価値を再考する日々 飲食店の価値って、なんなんだろう。ずっとそれを考えてきた。飲食店の価値は、ただ食を提供するこ

やりたかったのは農業×ビジネスーーはじまりのトマトソースができるまで

こんにちは、三浦です。 このnote、レストランの店主が話しているのに全然レストランの話をしていないな。 っていうのも、僕は料理人になりたくてお店を開いたわけじゃないから、自然なことかもしれない。 これまでのnoteでも何度か口に出しているんだけど、僕はビジネスがやりたくて。 ずっと“農業×ビジネス”っていうテーマに興味があるから、ついそういう話をしたくなる。 ビジネスは本当に奥が深い。 どうビジネスを維持して拡大していくか、今でもずっと模索しているなあ。 ちょうど脱

北海道北見で素材作りからオンライン販売まで全部やってるよ

こんにちは、三浦です。 僕のお店から販売されている「はじまりのトマトソース」。 これは僕の商品といえばそうなんだけれど、このトマトソースができるまでには北見の人たちの協力がある。 今日は、少しだけその人たちのことを話したい。 まず僕はトマトソースを作るために、トマトを作る必要があった。 商品のためのトマトを作るわけだから、相当量を収穫できなくちゃいけない。 北見の農家さんにトマト作りをお願いできないか訊いて回ったけれど、既に取り組んでいる作物があるからなかなか難しい。

攻略本を見ながらゲームしても面白くないのと同じように

こんにちは、三浦です。 今日は「はじまりのトマトソース」のトマトについて話そうと思う。 「はじまりのトマトソース」に使われているトマトは、100%北海道産。 地元・北見で作られている、「なつのしゅん」という品種のトマトだ。 「なつのしゅん」はなんといっても、色がいい。 ほんとうに鮮やかな、美しい赤。 きらきら輝く赤のトマトソースができるんだ。 一般食用で売られているトマトを煮込むと、見た目よりも黄色く変色してしまう。 でも、「なつのしゅん」は採れたての色のままソースにな

じいさんは農業をビジネスとして楽しんでいた、だから僕も。

はじめまして、オホーツクトマト食堂の三浦です。 これからオンラインで「はじまりのトマトソース」を売り始めるから、少しでも多くの人にトマトソースの魅力を知ってほしくて、noteを書き始めてみる。 このトマトソースは、僕が経営している北見のレストランで使っているソースでね。 業務用トマトソースって海外大手メーカーのものばかりだから、自分で作りはじめたのが商品化のきっかけなんだよ。 こうやって説明すると“シェフこだわりの”って肩書きが似合いそうだけど、実はもともと料理人になりた