実際に行ってしまえば楽しめちゃう精神
これは学童の子どもと関わっていて気づいたこと
子どもってなんだかんだ言いながらも、公園とか
実際に行ってしまえば、その環境で楽しもうと行動するよね
(→行ってしまえば楽しめちゃう精神)
前に、「外行きたくないー」とか言っていた子が、実際に公園に遊びに行くと
うろちょろして、かくれんぼしたり、シロツメクサで冠をつくったり、いろんな遊びを見つけていた
逆に、「○○公園に行ってブランコしたいー」っていってた子は
公園到着早々、持ってきていた野球セットに興味を示し、ブランコもほぼやらず
野球に夢中になっていた
アリストテレスの
「人間とは生まれつき好奇心を持つものである」
という言葉は、その好奇心の先に『楽しい』があるなら
「人間は生まれつき楽しいに向かっていこうとする」と言うように解釈できる
上のアリストテレスの言葉は、オルタナティブ教育であるサドベリー教育の教育方針の前提となった言葉でもある
しかし、
どんな時でも、行ってしまえば楽しめるわけではなくて、条件は2つあると思っている
・そこが自由な環境であること(「やりたい」とおもったことを大人の意図で遮られない)
・行くまでの道中でポジティブであること
道中をポジティブに移動する
人間は前提が好きだから
例えば前日とか、事前にその情報を伝えておく
(例→「毎週水曜日は外遊びに、○○公園へいきます」)
すると子どもの中にそういう前提ができ、
「じゃあその日、そこで何しよう」と考えるかも
さらには、友達と「水曜いっしょに鬼ごっこしよー」って約束なんてしちゃったら
前提×2で、ワクワクしちゃうよね
道中がネガティブだったら
道中がネガティブだったら、公園に到着してからも斜に構えちゃって、まず楽しもうとしないでしょう
そして、結局楽しいことは何もなく、「つまらなかった」がのこる
行動してないんだから当然の結果ではある
それを踏まえたうえで道中がネガティブだった場合、
ポジティブとネガティブが二極対立、その中間を0としたときに
(→ネガポ直線)
その子に対するこちら側のアプローチとしては、ポジティブ側(0に)近づけるよう意識して適切にアクションする
そうすると
0に近づいたどこかのタイミングで、その子は自分の「やりたい」を見つけられる
どうアクションするかは、もちろん子ども一人一人によっても、こちら側がどんな関りの引き出しを持っているかによっても様々なので、あえて適切にアクションと言っておく
ちょうど昨日、ある出来事があったので紹介する
1日の体験プログラムに参加した1年生の男の子(Sくん)
送りに来ていた親と別れるのに大きく抵抗する
親が見切りつけて強制帰還したタイミングで、Sくんは泣きながら親を追いかけるように歩き始めてしまった
ぼくは追いかけるついでに、片足を一歩川に突っ込んでから追いかけて、Sくんに「みてー川に落ちちゃったよー」と「こいつバカじゃね」的な笑いを引き出そうとしたが
Sくんのこころは親に向いていて、その他の僕のアプローチもひっかかることはなかった
唯一引っ掛かったのは、「じゃあもう帰るか」のひとこと
「帰るなら、まず隊長に声掛けてからだよ」というと初めて方向転換した
隊長に話すと、「まあ大丈夫っしょ」と先に進んでしまった
(文にすると隊長が超ドライに見えるwww)
Sくんはやっぱりネガティブな気持ちだったんだけど、「お昼までがんばってみよっか」と声をかけ、一緒に進んでいった
道中何度か話しかけるうちに、たまーに笑顔で返すようになってきた
目的の遊べる広場に到着するとSくんは、「ねーOKeigoBB弾一緒にさがそー」と、Sくん自身で「やりたい」事を見つけられていた
この瞬間が、ネガティブが0に近づいて、自ら『楽しいに向かっていった」瞬間だったんだなとおもった
その後お昼を食べてからも(青いBB弾を拾うんだって)BB弾を拾う遊びをして、「かえりたい」とは一切口にしなかった
Sくんがなぜネガティブスタートだったかと言うと、(ご家庭でどのような声掛けをされていたのかはわからないが)
このプログラムのイメージ(心の準備)ができていないまま放り出されちゃったような感覚で
『不安』が大きかったんだとおもう
なにか新しいことをするとき、不安は必ずついてくる
でも不安ってデカすぎるとネガティブな気分になってきちゃって、それを回避したくなっちゃう
回避しても良いんだけど、せっかくなんだから体験できたほうがいいじゃん
そんな不安を減らすためにも、前日とかでもいいから
事前に当日の事をポジティブにイメージしてワクワクする時間をつくること
「公園って川あるよねー。ザリガニとかいるかな?どんな生き物いるんだろうね~。何を見つけられたか終わったらおしえてよ~」
=約束=前提⇒安心
そして、上の出来事で、Sくんは
「きっとこの人は自分の事を受け入れてくれている」と感じたことが、安心・信頼につながり
そんな環境だったからこそSくんは
自分の「やりたい」を見つけて、さらには僕にその想いを伝えて行動することができたのだとおもう
何かをするんじゃなくて、
「こいつとやりたい」っていう、お互い安心・信頼のある関係性がまず大事なんだと改めて気づかされ、
ネガポ直線で0に近づきさえできれば、やはり子ども自ら「やりたい」を見つけて、『楽しい』に向かっていけるということなど、
たくさんSくんには教えてもらった