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キャンバスは緋色の海に浮かぶ
SNSで「死にたい」「消えたい」を検索すると、無数の検索結果が出る。
たった今これまでの人生すべてを捨てる瞬間なのか、それともただ口をついて出ただけの言葉なのか。その重みを量る機械はまだない。
生きていれば思い通りになることの方が少ない。
誰かに気を遣うことの方が多い一日ばかりが連なり、まるで他人の為だけに人生が周っているのではないかと感じることさえある。
それでも他人は平気で「生きろ」とのたまう。
私にはすべての痛みがわかるのだ、という顔で。
ただ、「辛くなったらすぐに諦めて死ねばいい」ということでもない。
そうなれば今頃道端には死体の山だろう。
僕らは追いつめられると極端な考え方をしがちだ。
だから時々、自分の状態を客観的に見つめることが必要になる。
万能感にも無力感にも、心がジリジリと焦げ付いて死んでいくような不安感を拭うことはできない。
あなたに説教をしたいんじゃない。
ただ、僕は僕を、時々振り返る必要がある。
自分が自分の後ろをきちんとついてきているかどうか、度々確認する必要があるのだ。
そうしないと明日には、僕がいなくなってしまうかもしれないから。
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