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33度は暑いはずなのに涼しく感じた今日。このまま世界はどうなるんだろう。

名古屋の猛暑日(35以上)連続記録が、今日で途切れた。
25日続いていたらしい。

今日の名古屋は一日中曇っていて、気温は33.9度。
昨日までは37度や38度だったので、比べるとずいぶん過ごしやすかった。

効きの悪いリビングのエアコンもちゃんと冷やしてくれたし、猫たちの耳も熱々にならずに済んだし(猫は体温が上がると耳が熱くなります)、私の部屋では、ずっと暑さ対策で閉めていた遮光カーテンを開けて過ごすことができた。久し振りの明るい我が部屋。よろこび。

母とも「いや〜だいぶ涼しいねえ〜」なんて話していたのだけど、ちょっと待って。
33度…ていうか33.9度ってほぼ34度だし、決して涼しくないよね。


そこで、「あの頃はさ…」と、私が幼い頃の話になった。

それは、今から40年近く前。
私が小学生だった頃。

夏休みの間に何日か「今日はめちゃくちゃ暑いねえ!」という日があって、そういう日の夕方にテレビのニュースを見ると、だいたい「今日の最高気温は30度でした」って言っていて、「30度あったんだ。そりゃ暑いわー」なんて話していた。

まれに「最高気温31度」という日があると、「31度?!大変!」てな感じだった。
私の記憶では、31度は一年に一度あるかないかだったし、32度以上は見たことがなかった。


当時の我が家では、家族3人「川の字」で寝ていたのだけど(なぜか真ん中が母だった。普通私だよね。どうでもいいか)、その部屋の窓には後付けの窓用エアコンがつけられていた。

最近見ないから知らない人も多いかも。こういうの↓

Amazon さんのサイトからお借りしました)

これを、30度とか31度の日の夜だけ「今夜は暑いからエアコンつけようか」と言って、父がつけていた。

つまり、それ以外の日はエアコンなしでも眠れていた。
それでも暑くて眠れなかった記憶は特にない。

リビングには今のような形のエアコンが付いていたけど、こんなにフル稼働はしていなかった気がする。
確かに27度とか28度なら、エアコンがなくても暮らせるかもしれない。

そこから数年して、31度が2〜3日続くようになり、32度が登場するようになり、30度が珍しくなくなった。
今では40度なんて日が現れるようになったし、30度を切ることがなくなった。

そして「33度、今日は涼しいね」なんてことになった。
40年前だったら「33度?!死んじゃうよ!」だっただろうに。


一体、ここから40年経ったら、日本はどうなってしまうんだろうか。
今の小学生たちが私の年齢になる頃、夏の最高気温は何度なんだろう。

ウェザーニュースさんにこんな記事を見つけた。

猛暑だった2010年のパターンに日本の平均的な温暖化傾向の予測値を加えて、『2050年の東京の最高気温は40.8℃』というシナリオが作られたらしい。

2050年ってことは、今から25年ほど後。
今の小学生たちが30代の働き盛りになる頃だろうか。

でも、これが作られたのは10年前の2014年。
その時の想定では最高気温が40.8度なんだけど、すでに2018年に青梅市で40.8度を更新しているらしいし、昨年「連続真夏日64日」という記録も出ているそう。

10年前の予測を上回るペースじゃないか。しかもハイペース。

「大雑把な見積もりですが、現状の世界の対策ペースで、2100年ごろまでに44℃くらいはあり得ると思います。もっと高くなる可能性もないわけではありません。地球温暖化を止めなければ、日最低気温の高い値の記録も、日最高気温の記録も、更新され続けるでしょう」

https://weathernews.jp/s/topics/202407/260165/ より)


そう考えると、40年経ったら「最高気温が40度を超すのが当たり前」になるのかもしれない。
なんて恐ろしいんだろう。

本気で何かしないと、生きていくのが大変になりそうで不安になる。
暑いだけなら我慢すればいいけど、食糧とか諸々、この先どうなるんだろう。

便利な世界を不便にするのは、すごく勇気がいるけれど、そろそろ本気出す頃なのではないだろうか。

というつぶやき。

私には子供がいないけど、友達の子供たちにはみんな幸せに生きてもらいたいと思う。どうかどうか。


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