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鑑賞*藁を焼く煙まつすぐ柿日和            

西浦 憲爾

 遠くには、収穫を終えた土色の田んぼから、稲藁をまとめて焼く白い煙が一本の筋になって青い空に上がってゆく。
一年の仕事を無事に終えた安堵感が湧く。
近くには、そのご褒美のように実り始めた柿が色を添えている。

 (岡田 耕)

(俳句雑誌『風友』令和六年五月号「私の好きな一句」)



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