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臨床推論と男女

今回は自身の研究テーマでもある性差を検討してみます。
女性脳と男性脳の違いは様々言われたり、そうでなかったり、実に面白いと思います。
テーマに取り上げるものは、臨床推論ですが、元になっている本は少し関係のないところなので、かなり強引かもしれませんが、私見を述べていきます。

もくじ
1 共感と問題解決
2 察する能力と臨床推論
3 バランスが大事

1 共感と問題解決

研究活動どれくらい思うように出来ていますか?
そう言われたら自分は何て答えるでしょうか。

まだまだですね。率直にそう思います。
だから今慌てて色々やろうとしてるかもしれません。
慌てる必要なんてないと思いますが、自分で勝手に焦ってる気がします。笑

黒川伊保子 著 女の機嫌の直し方 インターナル新書 2017

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この本によると・・・
って、臨床推論とか、研究には全く関係ないテーマです。
元々違う興味で買った本ですが。笑

この本によると
「女性脳は共感で回り、男性脳は問題解決で回す」と示しています。

自分自身もそうです。家庭でも、職場でも結構よくある風景ではないでしょうか。

職場では、ある程度のスピード感が要求されますから、女性脳の共感生について十分に対応し切れていない面もあるかもしれません(いけませんね!)。
また、以下のようにも示されています。

「近くを見る女性脳、遠くを見る男性脳」
「お絵描きでは、男児は3m上空からの仮想目線、女児はスナップ写真様」

男性と女性では性差があります。
詳細に検討するとその差には誤差があったり、研究によっては賛否両論があったり様々ですが、一般的には差があると言ってしっくりくると思います。

この差を機会と捉えるか脅威とするか・・・
多様な見方があるということは、まさしく研究にとっては最適と思います。


2 察する能力と臨床推論

この本には以下の様にも示されています。

「女性は察する天才。物言わぬ子供を育てるという能力」
「女性脳では左右の脳梁の連携が活発、男性脳は前後の縦の連携が活発」

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臨床推論に照らし合わせ考えてみれば、女性療法士の知恵を多く取り入れて、可能性を検討したり、現状での問題点について慎重に吟味するということで、さらに良い研究ができると考えられます。

自分で研究してて思いますが、なんか結論に急いじゃうんです。
仮説の段階で、そうなる!って思いすぎて、多様な可能性や現実の吟味が十分に出来ていないって思います。

女性療法士に多く参画してもらい、研究活動が活性化されたら、きっと優れた研究結果が発表されると思います。

それには、
当たり前ですが、男性療法士が多くの配慮をしないとダメですね。

男性療法士は、そいういう意味での「察する力」を養わないといけません。


3 バランスが大事

内閣府HP
男女共同参画白書平成26年度版によれば、女性研究者たちの少なさが良くわかります。

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今後の理学療法の発展には、女性療法士の力は不可欠です。
それには男性療法士の配慮がさらに不可欠です。

単に女性療法士の研究者が増えることを期待するのではなく、職場風土や家庭風土なども含めて、全般的な改革が必要と思います。

男性療法士が好き勝手に研究ができているのは、影で支えている(女性)スタッフやご家庭の奥様の支えあってのことです。

自分自身でもきちんと感謝の気持ちを伝え切れていないと思いますし、具体的に今後どうしたら良いのかの方策も浮かびません。本当に察する力が弱いなぁってつくづく感じます。

自分の職場での研究活動、男女差はどうでしょう?
ふと考えてみると、やはり男性の方が多いですか?

もしかすると職場風土をきちんと見直す良いチャンスかもしれません。

研究活動に女性療法士が多く参画できる仕組みづくり。
実はここに大きな課題がありチャンスがあり、今後の理学療法士の発展のために必要不可欠なことと思います。

さいごに・・・
既婚者や恋人がいる男性の皆様。
純粋に「女の機嫌の直し方」を参考にしたい人は本書を手にしてみてください。
どうぞ、お大事に・・・笑


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