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迷路の外には

今回は「迷路の外には何がある?」という本から人材育成について考えてみます。この本は、「チーズはどこへ消えた?」の続編の本で、非常に読みやすい本ですが、奥が深い内容になっています。
今回もどうぞよろしくお願いします。

もくじ
1.人生迷路だらけ
2.抜け出せない心地よさ
3.迷路の外にあるもの

1.人生迷路だらけ

 私は時々こう思います。自身の人生よく迷ったな・・・と。
 自身の今後のライフスタイルを考える時、Aの道に行こうか、Bの道に行こうか、結構考えることが多かったように思います。

 考えた結果、自身の人生、そこそこ良いもんだ!と解釈しています。
 あの時、あっちの道に進んでいたらどうなっていただろう?と思いにふけることはあっても、後悔はしていません。

 後悔していると言えば、子供の頃、スポーツと同じくらい勉強を一生懸命やっておけば良かったと振り返ります。だから今、その遅れを少しでも取り戻そうとしているのかもしれません。知らないことを知る喜び。出来ないことができる喜び。まさに子供の頃と同じような感覚が今ここにあります。

 自分の人生、十分迷いながら、十分楽しんでいこうと考えています。


2.抜け出せない心地よさ

 ぬるま湯に浸かる。とよく言います。
 冷たいお風呂には入っていられません。
 熱すぎるお風呂もまた同じ。

 ちょうど良い湯加減のお風呂は気持ち良いものです。だんだんと冷めて、追い焚きにしたくなるような手前の状態。すごく気持ち良いものです。ついつい寝てしまうこともあります。きっと何か物事にハマっていて、ずっとこの状態が続いていたらいいのになあって言うのはこう言う状態なんだな!と思います。

もう少し違う視点で表現するなら、彼女や彼氏と楽しくずっとデートしていたい。とか。

幸せな結婚生活、そして子供ができて幸せ一杯な家族の生活。とか。

スポーツ観戦とか映画鑑賞なんかも、好きな人はずっとずっとその環境のまま観ていたい。とか・・・

人それぞれに、抜け出せない心地よさってあるものだと思います。

しかし・・・
こんな時ではどうでしょう?

幸せな家庭生活でしたが、子供はやがて成長し、社会人になり、親元を離れて一人暮らしを始めます。

親の幸せと、子供自身の幸せは、全く別のものとして考えないと成り立たない時があります。それぞれの幸せが融合し、また前のような家族としての幸せな環境に出会える日が来るかもしれませんが、過去には絶対戻れません。

いろんな形、いろんな解釈で時は流れ、必ず進化していくものなのです。

それを実感できないと、後々辛い思いをする時があります。

抜け出せない心地よさを体験したら、いつまでも長くは続かない!って言うことを再確認し、自分自身は必ず進化するんだと言い聞かせると良いと思います。

自分は必ず変わるんだと・・・


3.迷路の外にあるもの

 さて、長くなりましたが、この本書、前作の「チーズはどこへ消えた?」の続編です。2匹のネズミと2人の小人の寓話としての話になっています。チーズを題材にして迷路の中へ迷い込み、

「物事は変わること、決して元には戻らない、人生は進んでいく、自分達も進んでいかなければならない」

などを経験の中から学んでいくと言う話です。

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同じ環境で、同じ条件で、同じように用意されていた「チーズ」。しかし、やがてそのチーズにも限りがあり食べ尽くしてしまう。当たり前であるが食べ尽くしてしまったら、次からはチーズは用意されなくなってしまう。そこで何を感じるか。ずっとチーズが出てくるのを待っているのか、何かのせいにするのか、誰かのせいにするのか、自らチーズを探す旅に出かけるのか・・・

本書では、「従来どおりの考え方をしていては新しいチーズは見つからない」と述べています。

一見当たり前のように示されていますが、物語を通して表記されると、ズシッと重たいものを感じました。

またこのようにも書かれています。

「古い信念はあなたを囚人にしかねない」

「あなたは考えを変えることができる。新しい信念を選びとることができる」

・・・。

迷路とは一体なんであるか。このシリーズの本書では、

「迷路とは自分自身の思考である」

と比喩しています。

自分自身の思考という奥深い迷路にどっぷりと使ってしまうと、迷い、苦しみ、袋小路に出会い、抜け出せず、いつまでもいつまでもモヤモヤした気持ちでいることになるでしょう。

このモヤモヤとした感情として思えない人は、いわゆる

「ぬるま湯に長く浸かっている状態」

なのかもしれません。

私の場合、ものすごく時間がかかりました。長い間迷路に彷徨いつづけいたと思います。もちろん長い期間の中で自分の思考を変化させ、いくつかの挑戦をしてきましたが、根本的な思考の変化に辿り着けず、もがき苦しんできました。

しかし、社会人としての終盤をむかえ、様々な経験をし、様々な人と出会い、自分も確かに変化してきました。

迷路とは自分自身の思考である・・・と先に引用しましたが、この迷路を抜け出すために何をしたらいいのか・・・

それは生きる知恵を持つことです。

知恵とはまさに勉強です。

自分には勉強が足りないということが今更になって分かったのです。

迷路の外にあるもの・・・それは人それぞれ感じ方が違うのでなんとも表現し難いものですが、私の場合迷路の外にあるものは「眩しい光と暖かい日差そして新鮮な空気」でした。

本当に衝撃的な感じだったのを覚えています。

迷路から抜け出すために、本書では以下のようなアドバイスが示されています。

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皆さんのお役に立てれば幸いです。


「迷路から抜け出す方法」
①あなたの信念に気づこう
②あなたが考えたことすべてを信じてはいけない
③役に立たないことは捨て去ろう
④迷路の外に目を向けよう
⑤新しい信念を得ようと
⑥あなたが信じることに限界はない

あなたの人生の知恵とは何ですか?
知恵とはまさに勉強です。
何を学ぶために自分の迷路から抜け出しますか?


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