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毛むくじゃらファミリー

今日は一週間ぐらい前のきのこ観察日記。
きのこネタばかり投稿していた時に
投稿しそびれた記録です。


ホテルのすぐ近くの散歩道で
小枝に並んで生えるキノコを発見。

茶色いモリゾーが並んでるみたい笑

これはスジチャダイゴケというキノコ。
名前にコケと付きますが、キノコの仲間。

未成熟だったのでしばらく通ってみました。


9/2 朝6時頃

冒頭の写真から約1週間の間、ほとんど変化せず
やきもきしながら通っていた所、
ようやく変化が現れたのがこの時。

左上の個体の頭の部分の毛が薄くなって
白い膜のようなものが見えてきました。
他の個体も僅かに見えています。

すると、この日の夕方には…

9/2 17時頃

パカっと口が開いてる!
一度変化が始まるとあっという間。

上から覗いてみると…

なにやら黒い塊が入っている様子。

これはスジチャダイゴケの胞子の塊。

碁石みたい

分かりやすい別個体で撮ってみました。

この塊が雨粒で弾けて飛んでいくんだとか。
その際、塊に付いている粘性のある糸で
近くの植物に付着したりするらしい…。

気になったのでピンセットで塊をひとつ
摘出してみました。

確かに!

なるほど、本当に糸があったし、
ちゃんと葉っぱにもくっつきました。

キノコの数だけ胞子の飛ばし方にも
工夫があるのかもなぁと思ったのでした。


ところで、スジチャダイゴケについて
調べていた時に気になる記述がありました。

英名「Fluted bird's nest」

意味は溝のついた鳥の巣。

溝は内側の縦筋のことでしょう。
もしかして胞子の塊を鳥の卵に見立てたのかな?

なかなかステキなネーミングではありませんか。
…鳥の巣ときたらやることはひとつ。

シンデレラフィット!

仮に本当に雛が産まれてくるとしたら
狭すぎて使い物になりませんが、
ミクロチュンの寝床としてはいいかも?笑


スジチャダイゴケを発見した時には
英名まで知らなかったので、こんな形で
オチがつくとは思いませんでした笑

ちゃんと調べるってやっぱり大事です。



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