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光の共演 【奥入瀬 24/10/5】

道路沿いの好アクセスなツキヨタケは
電灯が邪魔してうまく撮影できず、
森の中へ入って別のツキヨタケを撮影。

ここまでは昨日の記事のお話。

道路沿いのツキヨタケは立ち枯れしたブナに
発生していましたが、森の中のツキヨタケは
根っこからひっくり返った倒木に発生。

倒れた拍子に石垣に乗り上げた倒木

石垣にきれいに乗り上げたことで
根っこの部分が浮き上がった不思議な倒木。

この倒木の側面のツキヨタケを
撮影していたわけですが、これだけ大きな樹が
倒れると森の屋根には大穴が空きます。

大きなギャップ

こういった穴のことをギャップと呼びます。

ギャップの下にはよく陽が届くので、
たくさんの植物が我先にと成長していきます。
とはいえ、この穴が完全に塞がるのは
数十年先のお話なんだろうな。

できれば塞がって欲しくないなんて思っていて、
このギャップから見上げる星空が好きなのです。

蛇行する川のよう

この川のような隙間は一枚上のギャップを
違う角度から見上げた時のもの。

渓流みたいに見えるでしょう?
この隙間に夜空の星々を浮かべると…

天の川もどきの完成!

↑全く同じことを全く同じ場所で
およそ一年前にもやってました(^^)

中央やや下の周りより明るく見えるのが
北を教えてくれる北極星。

分かりやすくしたかったので、
星が動いた、いや、地球が周ったことで
動いて見える星の軌跡を撮っておくことに。

そうして撮れたのがこの一枚。

北極星を中心にぐるり…

30秒露光で撮影した写真を16枚ぐらい
合成してあります。
たった8分だけでも地球が回っていることを
ちゃんと実感できるんです。

いい感じにぐるりなのはわかるけど、
真ん中をぶった斬る赤点と
左下に写り込んだ謎の蛍光色の明滅。

まず赤点、これは飛行機の光。
北を向いて撮影しているので、青森空港行きの
飛行機がよく写り込むんです。

できれば飛行機が写る前に終了したかったけど、
飛行機の直前に左側から謎の蛍光色が侵入…!

なんか入ってきた…!?と蛍光色に気を取られ、
飛行機が横切ってるの気付いてませんでした笑

侵入してきた謎の蛍光色の正体、
動きながら光るといえば、そう、ホタルです。
発光しているホタルの幼虫がいることには
去年のツキヨタケ撮影の時に気付いていたけど、
まさか写り込んでくるとは笑

蛍光色の正体

これはクロマドボタルというホタルの幼虫。
あまり聞き慣れない名前のホタルですよね。

幼虫時は分かりやすく発光するものの、
成虫になると微弱にしか光らなくなるとか。


飛行機の線がなかったら…とは思うけど、
色んな光が写ってるという意味では
まぁユニークでいいかなと。

ツキヨタケの光も入ってたら最高だった…!泣



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