霜が作る芸術 その2
もみじやブナの葉っぱの霜を観察して、他の葉っぱも気になるなと思い、辺りをキョロキョロ…
この時期にもなると花を見かけることはほとんどなくなるのですが、ピンク色の花が目に留まりました。
まるで霜の着物を見に纏っているかのような、儚くも美しい立ち姿に釘付けになってしまいました。
シロツメクサやアカツメクサの類は、ちょっとした公園などでよく見かける種類なので、失礼ながらしっかりと向き合ったことがなく、いつも見流してばかりいたので、こんなにも美しいお花だったとは思ってもみませんでした。
見惚れている内に少しずつ陽が昇り、霜が解けていきます。
霜のうちは落ち着いた和装といった雰囲気でしたが、解けた途端に華やかな洋装のように思えてきました。
霜は凍っている間はもちろんのこと、解けてからも素晴らしい芸術を見せてくれます。
アカツメクサにこんなデザインが隠れていたとは全然知りませんでした。
これからは何気ない路端のお花にも、ちゃんと目を向けて観察する時間を作るようにしようと、改めて思い直しました。
見慣れているものほど、丁寧に観察する。
大事にしていきたいと思います。
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