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夏の知らせ…じゃない!?【蔦の森 24/5/22】
この日は久しぶりに早朝の蔦沼へ。
ちょっと見ぬ間に随分と緑が深まりました。
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森の中には僅かに残る新緑の気配。
早朝の静けさに心地よく浸っていると、陽が昇るにつれてメメメメメ…と何やら虫の声らしき音でどんどん騒がしくなってきました。
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「えぇ!?なんで去年のが残ってるの!?」
なんて聞かれることがよくあるのですが、実はこれ今年生まれのセミの抜け殻なんです。
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聞こえてくる声はセミだと言われれば明らかにセミの声なんですが、この時期にセミはまだいないと思い込んでしまう方がほとんどなので、カエルの声だと勘違いしてしまう人が多い。
名前の通りで北国の春に鳴くセミですが、名前に反して北海道から九州までと広く生息してます。
しかし、西に行くほど標高が高い所でないと見られなくなるので、その存在は一般にはあまり知られていないと思います。
奥入瀬渓流や蔦の森では2週間程前から大合唱が始まっていて、今がもうすでにピークなんです。
早いものはもう力尽きはじめていて、通称「セミファイナル」が転がっていることも。
もう死んでると思ってひっくり返って転がっているセミに近づいたら、突然息を吹き返して驚かされる…。経験したことありませんか?
これをセミファイナルやセミ爆弾と呼ぶのです笑
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エゾハルゼミの大合唱に包まれる頃には蔦沼の対岸の影もほとんどなくなって、くっきり水鏡。
大合唱とは言うものの、暑さを助長するような喧しいセミではないので、不快感はありません。
嫌なことと言えば、野鳥達の美しいさえずりが聞こえにくくなることくらいかな。
ちょうど抱卵や育雛に入る時期なので鳴くことをやめている種が多いと思いますが、セミがうるせーから今日は鳴かないっ!って諦めている野鳥もきっといるんじゃないかな笑
鳴いてくれないと探すのが難しいですが、これからの時期でぜひとも撮影したい野鳥がいるので、上手く撮れたら紹介したいと思います。
乞うご期待!