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神秘の生き物 【奥入瀬 24/7/7】

昨日のおまめに続いて今日も粘菌。

白いもけもけという記事で紹介した
エダナシツノホコリの再登場です。

ちなみに今回の記事は集合体恐怖症の人には
ちょっとキツいかもしれません。

でもでも、スゴいんですよ。
神秘を感じずにはいられんのです。


これまでの記事でも変化が分かるように
ビフォーアフターを載せてきましたが、
粘菌というものはたった数時間で
姿が変化していきます。

その時々の表情が楽しめるわけですが、
とりわけエダナシツノホコリの発生直後、
未熟な状態の姿が息を呑むほど美しいのです。

朽木を覆うエダナシツノホコリ

恐ろしく美しい…!
発生直後の未熟な状態は半透明なので、
覆われている基物が透けて見えるんです。

このにょきにょきした感じと透明感から
もののけ姫のデイダラボッチを思い出しました。

同じくジブリ作品の風の谷のナウシカには
粘菌が登場しているので興味がある方は是非。


5時間後

全体としての印象はさほど変わりませんが、
よく見ると少し伸びていることがわかります。

フラッシュを使用して撮影したことで
浮き出ているように見えるせいか、
光の届かない海の底にある世界のような
そんな風にも感じられます。


グッと拡大してみましょう。

わお…

地球外生命体を想像させるというか
同じ地球上の生命とは思えないような気がして
正直、ちょっとキモいかもって思っちゃう。

思ってしまうんだけども、それが一周して
美しい…!神秘的だ!となってしまう笑

地球外を思わせてしまうようなところに
神秘を感じているのかも。


24時間後

生憎、途中で雨が降ってしまったので
少しだけ状態が悪くなってしまいましたが、
翌朝にはしっかり成熟していました。

なんとか無事に胞子を散布できたことでしょう。
また来年も出てくることを願います。


エダナシツノホコリは実はさほど珍しくない
割とよく出逢える見つけやすい粘菌ですが、
どの成熟段階に巡り逢えるかは運次第。

今回はこれまでのなかでもベストと言えるぐらい
素晴らしいタイミングに巡り逢えました。

こういう出逢いがあるから
森歩きはやめられませんっ(^^)



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