売れる商品を作って稼ぐための手順を架空のケースでイメージするのに役立つ1冊

「売れる商品を作って稼ぎたい!」と思ったときに、どんな手順で何をやっていけばいいかを架空のケースでイメージしたいときにオススメの1冊です。

本書のターゲット

  • 新規事業の立ち上げに関わる企画室

  • 今までソフトウェア開発だけしてきたが、収益化まで任されるようになったITエンジニア

  • 自社商品の開発をはじめて担当するメンバーがいるチームリーダー

本書の特徴

中学生プログラマー(主人公)が友人に使ってもらいたい単語暗記アプリを作成するために、ITベンチャー企業の兄に相談しながら改良して、収益化までを実践するといったストーリー形式の内容になっています。

プロダクトマネジメントをやるのに必要なことが、平易なことばで網羅的に書かれているので、入門書にピッタリなんですよね。

「売れる商品を作って稼ぐこと」をはじめて担当することになったら、ひとまずこの主人公がやってきたことを忠実にやっていけば間違いないです。

本書に向かないターゲット

  • プロダクトマネジメントでつまずいており、解決策を探している方

  • ソフトウェア開発のイロハを知りたい方

  • チーム開発のコツを学びたい方

プロダクトマネジメントに関するキーワードを広く浅く紹介しているため、経験者からすれば「もう知ってるよ」となり、行き詰っている方からすれば「解決のヒントはあったけど、他の選択肢も知りたい」と感じそう。

また、主人公は兄のアドバイスをもとに1人でガンガン行動できちゃうタイプなので、チームプレーを発揮する描写がありません。

生成AIと読んで読書の質を高める

読者のあなたが主人公で、生成AIにアドバイザーの兄の役を担当してもらえば、本書の効果を最大限に活かせると思いました。

たとえば、みんなに作ってもらえるアプリのアイデアを得るためにリサーチをしよう!と序盤に書かれているのですが、手段が「クラスメートにヒアリングする」とか「SNSで呼びかける」くらいしか書かれていないんですよね。

そこで「良いプロダクトを開発するためにリサーチをしたいのですが、ヒアリング以外の手段を教えてください。」と生成AIに聞いてみるんですよ。

ヒアリング以外のリサーチ手段としては、以下のようなものが挙げられます。

・アンケート調査:最も一般的なリサーチ方法です。Webアンケートや郵送アンケートなど、さまざまな形式があります。
・グループインタビュー:複数のユーザーを集めて、グループで話し合ってもらいます。ユーザーの生の声を直接聞くことができます。
・ユーザーテスト:プロトタイプや試作品を実際にユーザーに使ってもらい、使い勝手や改善点を検証します。

(中略)

ヒアリングは、ユーザーの生の声を聞くことができるため、非常に有効なリサーチ手段です。しかし、ヒアリングでは、ユーザーの声を1つの視点からしか聞くことができません。

そのため、ヒアリング以外のリサーチ手段を組み合わせることで、ユーザーの声を多角的に捉えることができます。

例えば、アンケート調査やグループインタビューを実施することで、多くのユーザーの声を効率的に収集することができます。また、ユーザーテストや行動観察を実施することで、ユーザーの使い勝手や課題をより具体的に把握することができます。

ヒアリング以外にも生成AIに聞いてみたいことは色々ありました。

  • コンセプトの決め方

  • 仮説の検証方法

  • ターゲットを明確にする方法

  • KPI・KGIの決め方

  • ユーザーにアプリを使い続けてもらうコツ

  • アプリを認知してもらうコツ

  • アプリを使ってもらうきっかけの作り方

  • 独自の価値の見つけ方

「この場合どうすれば効果出そう?」と思ったことはどんどん生成AIに聞いてみて、方向性を確認した。り選択肢を教えてもらったりすれば、はじめての自社開発や新規事業でも、それなりにうまくいきそう!

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