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健全なわがまま

わがままという言葉は、一般的にマイナスのイメージが強いですよね。「自分勝手」「他人を気にしない」など、他者を蔑ろにする行動を指す言葉として捉えられがちですが、本当に『わがまま』であることはいけないことなのでしょうか?

私が実践しているのは、健全なわがままです。

健全なわがままとは、『わがまま』を受け入れ、無理に他人のために自分を犠牲にしない生き方で、自分のための犠牲を他人にも望まない生き方です。

自分が大切にしたいことや、本当に満たされることを優先する行動です。

自分の気持ちを大切にしながら、他人と良い関係を築く新しい『わがまま』です。

健全なわがままは、自己表現を豊かにします。

ありのままの自分を受け入れることから始め、全面的に自分推しになるからです。

自分の感情にも寄り添い、きちんと自分で対処します。

自分のニーズを他者へ率直に伝えることは、避けられない重要なことです。自己表現をしながら人間関係を築こうとすれば、その必要性が充分に理解できると思います。

健全なわがままは、互いの『心地よさ』を守り合いたい人のためのものです。また、自分自身に対して正直でいると同時に、他の人たちにも、健全なわがままでいてほしいと望む人のためのものです。

一人でいることが快適だと感じ、実際に一人の時間を満喫する人が増えているようです。確かに、『わがまま』に肯定的な人にとって、一人でいることは非常に心地よいものです。しかし、それだけではまだ半人前のような気がするのです。

快適さだけでは、人は本当に成長できないからです。

人と深く関わり、さまざまなことを分かち合う中で人は大きく成長し、一人でいることと他人との関わりのバランスこそが、しっかりとした成長をもたらしてくれると感じているのです。

基本となるのは、やはり『一人でい(られ)ること』です。その土台があってこそ、他者との関わりにも積極的になり、より深い成長が可能になるのだと信じています。


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