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11.【ひとりっ子の私と親の終活】~父母二人の要介護認定を同時に申請してみた

前回、86歳認知症父が、これまでかたくなに病院を拒否していたのに、急に鉄の扉が開いたお話をしました。↓↓

母が今月初めから緊急入院し、早3週間が経とうとしています。父本人の衰えと、母の入院と、今まで当たり前だった日常生活がままならないジレンマが、(このままではダメかも。)と思わせたのでしょうか。もう毎日バタバタで私も急に体調が悪くなったりしてきたので、これは、通るか通らないかはさておき、まずは、

要介護認定を受けなければならない


と思ったので、実家の管轄の地域包括支援センターへ電話し、要介護認定の申請の仕方を教えてもらいました。翌日、実家の近くの市役所出張所窓口へ。介護保険担当課の方に事情を説明し、

要介護認定を受けるには、何が必要なのか


を詳しく聞きました。母ががんで入院している旨を伝えると、認定調査を早めていただけるようマーカーで強調してくれました。窓口のご担当者さんは、非常に物腰柔らかく、それはもう、丁寧に教えてくださったので、市役所に対するイメージが爆上がりしました。

まず、65歳になると、自治体が送ってきてくれるピンクの保険証、介護保険資格者証を再発行してもらい、

窓口で渡された申請書類に父、母、私の名前を書き、

父、母、それぞれの主治医意見書予診票をもらい記入。母は、今入院中なので、入院先の病院で意見書を書いてもらうとして、父は、どこも体が悪くない状態なので、かかりつけ医がない状態です。そこで、以前通っていた近所の内科の診察券を探し出し、電話を掛けました。

私:「以前父を診ていただいたことがあるのですが、要介護認定を申請したいので、主治医の意見書を書いていただけませんか?」
内科:「ずっと長い間来られていないようなので、無理です」

えーーーー!マジでーーーー!断られるん?
いや、あかん。ここで引き下がったら、あかん。

私:「ここ数年診ていただいてないのですが、要介護認定には、先生の意見書が必要なんです。本人を連れて行きますので、少し診ていただいて話をしていただけませんか?」
内科:「あ、ご本人さん連れてきていただけるのであれば、大丈夫です。歩いてこられますか?」
私:「はい。大丈夫です。明日連れて行きます。私も同席しますので」

あああーーーー。よかったーーーーー。これで、意見書は書いてもらえる。まずそれがないと、認定調査が受けられない。ひとまずスタートラインには立てた模様。しかしながら、明日持参する、「主治医意見書予診票」には、およそ介護が必要なほど健康状態が悪いわけではない、と改めて実感する。

主治医意見予診票。これを持って明日内科へ父を連れて行きます。

だが、逆に言えば、これが、認知症の恐ろしいところ。

一見、元気そうで、なにも問題ないように見えるが、色んなことができない、できなくなってきているし、今後一層進行する可能性がある。今のうちに手を打っておかないと、手遅れになると、私も厳しい状況になってしまう。

今できることを、すぐやる。

介護は突然やって来る、という言葉は、本当だと思う。

これまでのお話は、こちらのマガジンで読めます。


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終活プロデューサー(終活P)🌻終活とは終わりを意識して生きること。池原アニー充子
終活って、ひとりでやろうとすると、途中で挫折したりします。趣味:終活って言ってる終活プロデューサー(終活P)の私を頼ってください!多分お役に立てると思います。