不調も悩みも、寝るとだいたい解決:「睡眠」は避難所
不調も悩みも、寝るとだいたい解決する。ただの楽観ではなく、私なりの体験に基づいている。
子供の頃の私は辛い境遇にあって、とにかくよく寝ていた。眠り姫を起こしに来るのは、憤怒の魔王だ。必殺技「寝たフリ」も通用しない。そんな話を下記の記事に書いた。
寝ていたことがダメージを和らげてくれたのか、心が完全に壊れることはなかったし、背も伸びたように思う。
実家にいる時は恋愛、親の問題、憂鬱な仕事、上辺だけの友達関係の問題が複雑化して、考えるのがめんどくさくなった。そんな時は、「やってられっか」とベッドにダイブ。
起きてても解決しないんだから、辛い時間を悶々と過ごすより、一旦寝てスッキリした方が頭も冴える。少なくとも私はそうやって、問題があっさり解決したこともある。
「寝てられない」と思う時こそ、寝ないといけない。
なぜなら、人は寝ていないとネガティブになるし、まとまな思考もできないから。そうなると、物事は悪化する。
体がしんどい時も、私は病院に行く前にまず寝てみる。体に良いものを食べて、水分を摂って、体を暖かくして。ちょっとした不調は、寝ると大抵良くなっている。
それでも解決しない場合は、本当に何かが「おかしい」と気づくきっかけにもなる。
悩みがある時は寝る、はあながち間違ってないかも。下記の記事によると、「睡眠が記憶の上書きやリセット機能を持つ」と書かれている。
眠りは私にとって、心と体を守る「リセットボタン」だった。当時は嫌なことを見聞きして、破滅的な将来しか想像できなかった。
あの環境から逃れる方法も知らなかったから、自分にできることは心を守ることだった。30歳までの記憶がほとんどないのは、嫌な思い出に蓋をしていると思った。でも実は起きている時間が少なかったから?
ことあるごとに意識を失っていた私だけど、今は前ほど日中は眠くならない。趣味に没頭し、優しい旦那さんとの時間が楽しくて、夢の世界に逃げ込む必要がなくなったんだろう。
眠ることで守っていた心も、今では安心できる場所を見つけた。これからも悩んだ時は寝て、自分をリセットしながら前を向いていこう。
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