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不調も悩みも、寝るとだいたい解決:「睡眠」は避難所

不調も悩みも、寝るとだいたい解決する。ただの楽観ではなく、私なりの体験に基づいている。

子供の頃の私は辛い境遇にあって、とにかくよく寝ていた。眠り姫を起こしに来るのは、憤怒の魔王だ。必殺技「寝たフリ」も通用しない。そんな話を下記の記事に書いた。

寝ていたこと現実逃避がダメージを和らげてくれたのか、心が完全に壊れることはなかったし、背も伸びたように思う。

実家にいる時は恋愛、親の問題、憂鬱な仕事、上辺だけの友達関係の問題が複雑化して、考えるのがめんどくさくなった。そんな時は、「やってられっか」とベッドにダイブ。

起きてても解決しないんだから、辛い時間を悶々と過ごすより、一旦寝てスッキリした方が頭も冴える。少なくとも私はそうやって、問題があっさり解決したこともある。

「寝てられない」と思う時こそ、寝ないといけない。

なぜなら、人は寝ていないとネガティブになるし、まとまな思考もできないから。そうなると、物事は悪化する。

体がしんどい時も、私は病院に行く前にまず寝てみる。体に良いものを食べて、水分を摂って、体を暖かくして。ちょっとした不調は、寝ると大抵良くなっている。

それでも解決しない場合は、本当に何かが「おかしい」と気づくきっかけにもなる。

悩みがある時は寝る、はあながち間違ってないかも。下記の記事によると、「睡眠が記憶の上書きやリセット機能を持つ」と書かれている。

睡眠中には不安を司るノルアドレナリンが遮断されています。不安な感情に振り回されなければ、脳はリソースのすべてを割いて、効率的に問題を解決することができます。

「眠ったら悩みが解決」は単純だからじゃない!睡眠が及ぼす脳の問題解決能力

心はキャパシティを超えてしまうことで、警告信号が脳から発せられます。このような状況では、どんなに強い意志で頑張ろうとも、心は一時的に「スリープモード」へと切り替わります。このスイッチングは、眠りを介して心をリセットするための自己防衛反応とも言えるでしょう。

「嫌なことがあると眠くなる病気」:解離による眠気とトラウマ反応のメカニズム

眠りは私にとって、心と体を守る「リセットボタン」だった。当時は嫌なことを見聞きして、破滅的な将来しか想像できなかった。

あの環境から逃れる方法も知らなかったから、自分にできることは心を守ることだった。30歳までの記憶がほとんどないのは、嫌な思い出に蓋をしていると思った。でも実は起きている時間が少なかったから?

ことあるごとに意識を失っていた私だけど、今は前ほど日中は眠くならない。趣味に没頭し、優しい旦那さんとの時間が楽しくて、夢の世界に逃げ込む必要がなくなったんだろう。

眠ることで守っていた心も、今では安心できる場所を見つけた。これからも悩んだ時は寝て、自分をリセットしながら前を向いていこう。


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