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一番読んでもらえるのに、一番難しいタイトル付け
noteを毎日投稿していて一番難しいと思うのが、タイトル。「投稿」ボタンを押すところまで準備ができているのに、タイトル付けに悩む。
タイトルが一番、多くの人に目に触れる。むしろ記事本文よりも読んでもらえてるんじゃないだろうか。記事の「顔」になるタイトルに気合いを入れるが、そういう時に限って何も思い浮かばない。
ChatGPTに聞いてもしっくり来る内容がない。考えれば考えるほど、読んでもらいたいと思えば思うほど、思考が止まる。出てくるのは「人生変わった」、「救われた」、「革命が起きた!」、「絶対やったほうが良い」など、巷に溢れすぎた言葉ばかり。
そんなタイトルつけたら私の旦那さんから、「かっこつけすぎ」「大袈裟すぎ」「巷に溢れているものは読む気になれない」と容赦ないツッコミが来る。私も読者なら、そんなタイトルは読み飽きているからクリックしない。書き手になると「読んでほしい」オーラ全開で、冷静に考えることが出来ないことがあるので反省。
たった20〜30文字に悩まされ、振り回される。そう思うと俳句、短歌、和歌や川柳を作る人はすごいな。わずか17〜31文字以内で、的確に言いたいことを凝縮している。たったそれだけの字数なのに、読み手に感情や情景を思い起こさせるのもすごい。高度な技術と練習が必要なんだろうな。
わかってはいても手強いよ、タイトル付け。一番見てもらえて、一番簡単につけられそうなのに、一番難しい。
でも結局、私がしっくり来るのはシンプルなタイトル。2016年から何かしらの文章を書いてきて、タイトルに悩まされて思った。
私はあれこれ難しく考えると思考停止する。私が記事で「伝えたいこと」をそのままタイトルにしている。面白みもない、地味なものかもしれない。それでも私が納得して記事の内容、伝えたいことが反映できているなら、充分魅力的なタイトルになり得ると思う。
必要以上に力んでも、疲れるだけ。
タイトルはお店の看板と同じ。お店の看板があれこれと装飾されてても何のお店か分からないし、控えめ過ぎると何なのかよく分からない。派手すぎ、おしゃれすぎても入り辛い。いざ勇気を出して入ってみたら、店長が「どうですか!」とグイグイ来ると帰りたくなる。かといって、良さそうなお店に見えて入ったら、看板と商品内容が合ってないとガッカリしてすぐ帰りたくなる。
大事なのは、お店を出す店長さんが何を目的にオープンしてるのか、どんなお店なのかを正確に看板に反映することだと思う。それが、お客さんがポツポツと入ってくれるコツなのかもしれないな。
今後も私が「つけたい」と思うタイトルにしてみよう。面白みがなくても、地味だとしても、ひとりでも読みたいと興味を持ってくれたら嬉しい。その人が記事を読んで何か行動してくれたら、読んで良かったと思ってくれたら、私は書いて良かったと思える。