場面緘黙【ばめんかんもく】
どうも〜おじいちゃんです👴🏻
今日は〜おじいちゃんの幼少期についてお話しようかなと思います〜。
興味が無ければスルーあるいはダンシング💃それではミュージックSTART!ズンチャカズンチャカ🕺🎶
皆様、「場面緘黙(ばめんかんもく)」という言葉をご存知でしょうか。
「選択性緘黙」とも言うそうです。
難しい言葉なので、ワシは説明するのが難しい💧
興味があれば調べてみてくださいナ。
〝場面緘黙〟という言葉をワシが知ったのは、もうだいぶ大人になってからでした。(と言っても20歳前後くらい?)
どこかネットで聞きかじっただけの知識ではありますが、ふと「あれ…これ子供の頃のワシでは…?」と思ったのです。
⬆️まさにこんな感じ。
ワシは物心ついた頃から、家族以外の人と話すことができませんでした。
せいぜい、頷くか首を横に振るかくらいのコミュニケーションしか取れませんでした。
言葉を知らないわけではないのです。
むしろ家ではお喋りで、よく兄と一緒にふざけて遊んでゲラゲラ笑ったりしていました。
2番目の兄貴とショートコント!とか言って親にネタを披露してたな…。(本気でお笑い芸人なれると思ってたあの頃)
ところが1歩外に出ると途端に言葉が発せられなくなる。
喉の奥で言葉がつっかえるような感じ。他人から話しかけられてもシャットダウン。閉店ガラガラ(?)。黙りこくることしかできませんでした。
確か3歳から7歳くらいまで続いていたと思います。多分記憶にないだけでもっと前からあったかもしれません。
これがきっかけだ!というのも全く思い当たりません。
場面緘黙は、遺伝や本人の気質によるものだったり家庭環境やなんらかのトラウマによるものだったりするようですが、原因はまだ明らかにはなっていないそうです。
場面緘黙のワシが1番困ったのがトイレ。
そもそも不安になりやすい気質を持っていたのか、学校のトイレがどうも苦手でした。(汚いところ、においなどが苦手)
幼稚園や保育園の時は先生がこまめにトイレに連れて行ってくれていたため、さほど困らなかったのですが、小学校ではそうもいかない。
「先生、トイレに行きたいです」が言えなかった。
じゃあどうするか。
その場でするしか無かった。
トイレに行きたい、でもそれが言えない、どうしたらいいかわからない、どうしようどうしよう、焦って焦って、結果お漏らし。
もう恥ずかしいやら何やらで辛かったです。
最初は優しかった先生も、だんだん呆れているように見えました。「もうこれで5回目よ?」と言われたこともありました。
そうすると今度はバレないようにコソコソするようになり。でも結果バレて保健室に連行。
ただワシの場合、幸いなことに先生に厳しく怒られたりとかクラスメイトにいじめられたりとか、そんなことは1度もありませんでした。
まぁ、クラスのほとんどが幼稚園からの顔見知りだったこともあるかもしれません。
「なんでおじいちゃん(ワシ)って喋らないのー?」とクラスの子に聞かれても、やっぱり俯いて黙るだけ。
何度も聞かれた質問だけど、1番それを疑問に思っていたのはワシ自身でした。
「なんでワシは他の子みたいに話せないのかなー」とか「みんな先生と普通におしゃべり出来るのに、ワシは出来ないのはどうしてなんだろー」とか。
ただ、なんだろう。根本的にアホな子だったのかな。あんまり傷ついたりとか悲しいとかそんなことも特に無かったです😅
「あ、ワシって人見知りなんだー」とかそのくらいにしか思ってなかったと思います。
親がその頃のワシのことをどう思っていたのかはわかりません。
そもそも学校でワシが人と話せないことを知っていたのだろうか。
家ではむちゃくちゃ喋るし、参観日でも「おかーさんおかーさん!」って話しかけてたし(その姿を見たクラスメイトがびっくりしてた😅)、あまり問題視されていなかったかもしれません。
何より1番上の兄貴が1番問題児だったから…それどころじゃなかったのかもしれません🙂
だから特に病院で診てもらったり療育等に通ったりなどはしていなかったと思います。
少なくともワシの記憶ではしていません。
あ、でもこれを書いてて思い出したのですが、小学校1、2年の頃は連絡帳を通してお母さんから先生へ、ワシが学校生活で困ったことなどを伝えてもらっていました。
なんか本当に些細なことでも、お母さんに連絡帳に書いてもらったり直接先生に電話してもらったりなど、そんなことをしていました。
「学校に置いてったアサガオの種どうしたらいい?」とか。「保健室で借りたお着替えどうしたらいい?」とか。
母はそのことをどう思っていたのだろう。
面倒な子だなぁと思っていたかな。
ワシの場面緘黙が治った(?)のは、小学3年生にあがってからでした。
そこから何故か堰を切ったように友達の前でも先生の前でもベラベラベラベラ、うるさいくらいよく喋るようになりました。
周りはみんなビックリしていました。ワシ自身も。ただ、担任の先生(1、2年の頃とは別の先生)だけは、「これが本来のおじいちゃんなんだよ」と言ってくれました。(それ以外その先生の好きなところは無いけれども)
なんでかなーと大人になってから考えてみたのですが、まぁ単純に学校に慣れたのかなと思います。小規模な学校だったので、クラス替えと言ってもほとんどが顔見知りでしたし、自分の中で「ここは大丈夫」と安心したのだと思います。
はてさて。
じゃあ今現在はどうなの?というところですが。
はっきり申し上げますと、場面緘黙は治っていないと思います。
そもそも不安を感じやすい気質を持っている、そんで社交不安障害と診断される。
幼稚園や小学校低学年の時期って、家庭から社会に出る第1歩だと思うんです。
そこで自分とは違う他の子や、親ではない大人の人と関わって、少しずつコミュニケーションの仕方を学ぶ時期だとワシは思っています。
ところが場面緘黙だったワシはその時期をすっ飛ばしてしまった。
うまくコミュニケーションが取れないまま、大人になってしまった。そんな感覚です。
だからなのかなぁ。多分ワシ人との距離感バグってると思うんだよね。
初対面ではもう頑丈でビクともしない壁を作るくせに、1度打ち解けたら超至近距離からマシンガンぶっ放すくらいの勢いみたいな。
関係ないか。知らんよな、そんなもん。
と、まぁ色々書きましたが。
もしかしたら場面緘黙について間違っている知識があるかもしれません。
良かったらぜひ調べてみてくださいね。
まぁ〜こんな子もいるんやなって思っていただければ。
そうそう。もしこれを読んでくださった方の中に、ワシと似たような境遇の小さなお子様がいらっしゃる方がいましたら、ちょっとだけ、気にかけてあげてください。
多分、その子は学校や幼稚園保育園等で、一生懸命頑張っていると思います。話せないなりに、色んなことを考えていると思います。
だからお家では、甘やかしてあげてくださいね。
ワシはたまたまアホだったのと周りに恵まれていたので、虐められて引きこもりになるとかは無かったのですが、場面緘黙は最悪の場合そういったことも起こりうるのです。
不安を感じやすい子は少しでも安心できる場所を求めています。
どうか、お家の中だけでもホッとできる場所を作ってあげてください。
厚かましいジジィからのお願いでした👴🏻🍀
それでは👋
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