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中年の危機「ミッドライフクライシス」とは?

「自分の人生はこれで良かったのか」
「これからどう生きるか」

こうした心の葛藤や危機感など、不安定な心理状態のことを「ミッドライフクライシス」と言います。

この状況に陥ったとき、皆さんならどう向き合いますか?


ミッドライフクライシスは、中年期の不安定な心理状態


中年期になると、心身や環境などの変化により、アイデンティティが揺れて心の葛藤が起きます。

米心理学者のダニエル・J・レビンソンによると、特に40代から50代までの8割がこうした大きな危機に直面するとされます

要因はさまざまですが、たとえば、若い時代に比べて知力や体力の衰えは大きいでしょう。

また、人生100年時代とは言え、自分に残された時間もそれほど多くないことにも気付かされます。

「第二の思春期」とも呼ばれるミッドライフクライシスに直面したとき、どう対処すればいいのでしょうか?


ミッドライフクライシスに対処するには、まず現在地を確認すること


よく推奨されるのが「自分を再定義する」ことです。
すなわち、これまでの人生を振り返り、自分自身と向き合い、改めて価値観や目標を見つけることです。残された時間の使い方や生き方を明確にするのも大事です。

「近しい人たちに今の感情や想いを話して、支えを受ける」のも良いでしょう。ミッドライフクライシスに陥ると、孤立したり、自己犠牲を感じることがあります。一人で抱え込まず、周囲に今の感情や想いを共有し、支えを受けることで、心の安定感を得ることが大事です。

「大きな決断には慎重になりながらも、新しいことにも挑戦する」にも効果的です。ミッドライフクライシスになると、今の状態から抜け出したくて、離婚や転職などに意識が向くことがあります。ただ、そのような人生に大きく関わる決断は、慎重に行うべきです。反対に、趣味や習い事などの新しい取り組みは効果的です。そのなかで自分の新しい一面に気づき、自信につながることもあります。

その他にも、長期的な視点を持つように心がけたり、単純に体を動かして発散するのも効果があるとされます。

ミッドライフクライシスの対処法は人それぞれです。自分に合った方法を見つけるために、カウンセリングや信頼できる人々との話し合いも上手に活用しましょう。

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