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人事がSDGsでできること

「我々に何ができるんだろうか?」

人事の皆さんなら、一度は悩んだことがあるんじゃないでしょうか。

SDGsは多岐にわたる領域を対象としています。それだけに、色々な取り組みができてしまうのが悩ましいところ。

そこで今回は代表的な3つの領域に触れてみたいと思います。


SDGsで人事が取り組めるのは、雇用、労働安全、人材育成


SDGsが対象とする領域は幅広く、人事の視点から見るとさまざまなテーマで取り組み可能です。

そのうち、雇用、労働安全、人材育成は代表的なテーマでしょう。これらを一つずつ見ていきます。


① まずは雇用です。

多様な人材を受け入れ、活躍を促す職場づくりは人事にとって重要な仕事のひとつです。

例えば、女性活躍推進、障がい者雇用、外国籍社員の採用などです。

SDGsの中では「5. ジェンダー平等を実現しよう」「10. 人や国の不平等をなくそう」に該当します。


② 次に労働安全です。

従業員が健康に働くためには、人事もその職場整備に努力する必要があるでしょう。

怪我や疾病の予防はもちろんのこと、精神的なサポートを行う仕組み作りも必要です。

SDGsの中では、「3. すべての人に健康と福祉を」が該当します。


③ 最後に、人材育成です。

性別や雇用形態に関わらず、学ぶ機会を広く提供することも、人事として大事な仕事のひとつです。

わかりやすい点では、広く研修を受講する機会を設けることが大切です。

ただ、人材育成=研修とは限りません。チャレンジできる仕事の機会付与、メンター制度を適用範囲の拡充なども考慮すべきです。

SDGsの中では、「5. ジェンダー平等を実現しよう」「8. 働きがいも経済成長も」「10. 人や国の不平等をなくそう」が該当します。


SDGsの取り組むテーマ、どう絞る?


さて、いろいろとテーマが考える中で、皆さんはテーマを絞るとき、どう決めていますか?

基本的には、自社の理念や戦略と整合するテーマを選ぶことが重要です。

単に感覚的にテーマを選んだり、取り組みやすい施策から入るのは避けましょう。

たとえば、「よし、これからはダイバーシティだ!」と思ってダイバーシティ理解促進の研修を行っても、その意義が自社に結びついていなければ意味がありません。

逆に、テーマが整合している場合は、採用ブランディングにつながったり、社員のエンゲージメントが高まることが期待できます。

ただし、そうした状態を実現したいのであれば、社内外にメッセージを発信し続けることが重要です。

「あれ、なんでこの施策やってるんだっけ?」

こう疑問を持たれないように、人事としては伝え続ける努力も必要なのです。

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