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【目印を見つけるノート】1464. いつかまた(野川ぜんぶ歩く4回目の2)
窓の外は、雨。
あ、止んだ。
今日もまた昨日の続きになります。
川さんぽ企画『野川ぜんぶ歩く』4回目のその2になります。
このおさんぽの全体の内容です。
4回目についてはこちら
まず、ここまでの道すがら、桜をたくさん撮ったので、出しておきましょう。あんまり上手くは撮れていませんが🙏💦💦
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さて前回、前原小学校でいったん野川が見えなくなるというお話で終わりました。
小学校を越えるとーー。
時間帯(昼頃)もあって、一番花見をしている方が多かったです。確かに本当に見事な桜。
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カワさんが、「あそこを歩きましょう」と言って花見で賑やかな川べりを指差します。あれ、どうして人の多いところを通るのかなと思いましたが、ちゃんと理由があったのです。
その道をしばらく行くと『鞍尾根橋』(くらおねばし)という橋に行き着きます。野川の景色が一変するのはここからでした。
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野川はコンクリートでがっちり護岸されていました。ここまで知らずに歩いてきた私は思わず「えっ」と口にしてしまいました。
ここからは河川の管理主体が変わります。
ここから上流はコンクリートの川になるということです。
もともとは、水害や土砂災害を避けるためコンクリートで護岸しているのが都市の川の普通の姿でした。うちの近くの川は今も全流域がそうです。ここから下流は人が長い間整備して育てたので自然あふれる川になったのです。上流区間を歩いていて思いましたが、住宅がすぐ脇に建っていますので、整備をするのもたいへん難しいだろうと感じました。その中でも地域で野川を考える取り組みがされているとのことでした。
鉄筋が川の上部に渡されている場所もあります。2回目の川さんぽの入間川(いりまがわ)でも見られたものです。氾濫時にこの鉄骨の上に蓋をするのですね。今回は撮れませんでしたので入間川のときの写真を(しゅん😥)。
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これを開渠(かいきょ)というそうです。最近はその逆の、見えないように地下に埋設する暗渠(あんきょ)の本も出ていますので、注目する人も多いようです。暗渠もちょっと本で勉強してみようかな。
小金井から国分寺市に入ります。
ここで道をいったん曲がって東京経済大学の敷地に入ります。開放されている空間に湧水や『新次郎池』があって、森のような緑が広がっています。
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私はこの緑の、はけ(崖)のある空間が自分のイメージにある武蔵野だと思いました。
川の変化に驚いていましたが、
野川は国分寺崖線に沿ってできた川、水源から来る以上に崖線からの豊富な湧水でできているのです。前後しますが先に立ち寄った貫井神社もはけの風景と豊かな水に恵まれたお社でした。
はけ、湧水と野川はチームなのです。
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さて、戻ります。
もう川べりに道がないので、一同は川沿いだけれど川が見えない道を進みます。ただ、小さい橋は複数あってカワさんがその都度教えてくださいます。橋のあるところしか川を眺められないからです。
カルガモのおかあさんのように見えました(お若いかたに失礼だぞ😣🙏💦)。
こちらがラストで「単体の」野川を眺められるもみじ橋。
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コンクリートで護岸されているのは同じですが、遠目で見る川は緑も生えていてさっきより風情があるように見えます。不思議なものですね。
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本当に今回のオーラスでゆっくり眺められる地点にたどり着きました。不動橋のところです。こちらで野川と元町用水が合流し、脇には小さな公園もあって、憩いの場になっています。大きな鯉がたくさん泳いでいます。シルバーの鯉が珍しくてパシャ。
野川側の斜面に排水口が設けてあって、水が染み出しています。そこに鯉が集まっているのがとても印象的でした。おいしい水なんだろうなって。
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ここからはラストスパートです。
電池残量がない😭
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本当につくりを知らないと辿れないルートだと思います。今回の参加者の方がおっしゃっていたことをしみじみ噛み締めましたし、参加してよかったと心から感じました。
ありがとうございます。
もう少し進んで、民家の間にある立ち入り禁止の管理区域の中に野川は流れていきます。そこに『野川上流端』という標示があるそうです。
そこに向かう途中か、少し前かな。
メンバーの方が『たまらん坂』のお話をしているのが聞こえて、ついRCサクセションの曲の話をしてしまいました。国分寺駅はすぐ近くですが、『たまらん坂』はここからは少し離れているはずです。確か西国分寺と立川の間ぐらいではないでしょうか。歌おうかなと思ったけれどやめました(私が歌うと騒音)。頭の中でガンガン鳴らしていました。
さて、
民家の奥にある竹林を遠くに見ながら、「あそこの下を野川が流れている」と想像を働かせて線路の向こう側に出ます。
JRと西武線の線路脇、日立製作所の敷地の外が最終目的地です。辿ってきた竹林も線路の向こう側に見えます。
見晴らしがいいところ。
この敷地の中に大池という池があって、そこが野川の始まりの地点(水源)です。
当初カワさんは日立製作所の水源までをコースにと考えられていましたが、一般公開日が惜しくもさんぽと1日違いでそれはかないませんでした。カワさんと、強者のメンバー数名の方はそれぞれ公開日(つまり前日)に来たそうです。
強者👍
私も次の一般公開日に行こうかな。
ああ、電池切れで写真が十分撮れなかったのが悔やまれます。それでも、「ここまで来たんだな~」としみじみ感じました。
ここで『野川ぜんぶ歩く』は終了となります。それぞれ感想を言って、カワさんからは今後の川さんぽ企画のイベント予定をチラリと。川スポーツや体験を含めたイベントはお料理もあっておいしそうです。
こちらで発表されると思うので、川や自然が好き、おさんぽしたいという方はご覧になってみてはいかがでしょうか。https://cawasanpo.com/
私も脚がつっかえないものがあったらぜひ😊
以下はごく個人的に。
去年の夏、偶然二子玉川で夕暮れの野川を見つけて、それが武蔵野について考え始めるきっかけになりました。私にとって野川は「きっかけの川」です。ですので本当にぴったりの『野川ぜんぶ歩く』でした。2回しか参加できませんでしたが、ただ景色のよいところを歩くのではなくて、洪水対策や護岸の仕方、流れ込む河川まで川の持っているものをまんべんなく見せていただいたと思います。
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湧水もたくさん案内いただきましたが、国分寺崖線から湧く、染み出す湧水が野川をつくっているということもよくわかりました。野川は武蔵野の境界ではありませんが、武蔵野台地の段丘が削られたしるしです。
武蔵野を表すひとつの大切なしるしなのです。
これから武蔵野について調べていく上でも本当に貴重な経験になりました。
マガジンやってます。
素敵なツアー、本当にありがとうございました。
ペコリ。
帰りは立川まで出て南武線に乗りましたが、「たまらん坂に行ってみたいな」と思いながら車窓を見ていました。
ですので、やっぱり。
忌野清志郎さんによる『多摩蘭坂』
こちらは、現場で歌っているのですよね。
大きなヒント。いつか行ってみよう。一緒に歌えるような人と。
それでは、長くなりました。
お読みくださってありがとうございます。
尾方佐羽
追伸 この曲持ってくるの2度めでした😅
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