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【目印を見つけるノート】1672. 土曜日の子どもは、時にもの思う

今日の朝ごはんはガンボスープに胡麻豆腐でした。いい案配に外で食べたガンボっぽくなっておいしかったです。

ちなみにガンボはアメリカのオクラのスープですが、オクラもゴマも原産はアフリカなのですよね。
これでクスクスがあったら完璧かも。

きのう、私の落書きを出しましたが、その後その模造紙を見たRayさんが、知らずに私の落書きの脇に落書きを描いたとのこと。奇跡の共演ですね😊
写真を見ましたが、やっぱり私より上手です。

この落書きの右側、鉛筆の辺りに描いていました。

ん?
私の絵は下手ですが、紛うことなき私の画ですので、気づいたのかもしれないなあ。
技巧は置いておいて、バンクシーのようにインパクトのある落書きをしてみたいですね。

シャリンバイ。

そして、今日も三たび四ッ谷です(掛詞?)。考古学の方はまだまだですが、江戸の水道についてはちょこっと分かるようになったかも……まだまだだな。

坂がそこそこあります。

江戸の水道については、将軍の意向も濃く反映しているのではなかろうかーーというのが今ぼんやりと思うことです。ええと、吉宗までぐらいははっきりと。

ようやく最近になって少しだけ、当時の風景と今残っている地形が体感として合致するようになってきました。ほうぼう歩いているのもありますが、いろいろ講座で教えていただけるのは大きいです。
ありがとうございます。

そして、四ッ谷。
須賀神社はもうすぐ酉の市です。明後日ですね。

そして、みたび新宿歴史博物館へ。拝聴する講座は3回とも特別展『江戸の上水 玉川上水』に関連したものです。今回はぐっと時代が近く『江戸・東京における上水遺構についてー近代の玉川上水に焦点をあててー』がテーマです。講師は港区埋蔵文化財調査指導員の斉藤進氏です。

お話は主に汐留界隈の発掘で発見された遺構に基づきます。
江戸期は脇坂家、伊達家、保科家の大名屋敷があったところです。玉川上水の水を屋敷にどのように引き込んでいたかという水道(樋)の経路や、この辺りが玉川上水の端になるというお話、そして樋や枡、釘の素材や変遷まで詳しいお話をいただきました。

手持ちの江戸城下地図より(いつのだっけ?時期は合ってないかもしれません)。3つの家が確かに海際に並んでいます。あ、この地図は新橋で買ったのでした(奇遇)。

といいつつ、
発掘される上水遺構は江戸時代のものとは限りません。なぜなら、玉川上水の水道は明治34年まで使用されていたからです。

明治期、汐留はまたも脚光を浴びる場所になりました。新橋ー横浜間の鉄道開通です。新橋の海寄りにある汐留には蒸気機関車の回転台やメンテナンスをしたり、水を供給する設備がもうけられましたが、そこで発見された遺構は明治34年以降の改良水道のものだそうです。

また、新橋一丁目(玉川上水の本管)の発掘では3つの樋の遺構(面)が見つかり、それぞれ明治期、江戸中期~後期、前期~中期に区分されたそうです。最も古い樋は朽ちていて底板しか残っていなかった。その次に古い樋は新しい面に壊された状態だったそうです。

「そうか、壊されるのか」
というのが象徴的に思えました。

時代による樋や釘の変遷、遺構の筆書きの内容など判別をするのに必要な情報や、他にもたいへん詳しいお話がありましたが書ききれません。すみません。

斉藤氏は玉川上水が明治になって34年経つまで使われていたーーのをまとめに挙げておられました。
それは江戸のインフラとしてメンテナンスを繰り返しながら、長く長く玉川上水が生きていたという証左でしょう。

私は、
明治のものが発掘対象になるというのに少し驚きました。
大政奉還が1867年、157年経っていますね。
上水道が更改されてから123年、うーん、それはもう遠い昔、発掘されるような遺跡になっているのですね。さほど待たずに平成遺跡なども出てくるのかもしれません。東京あるいはスクラップアンドビルドの都市全体に言えることだと思いますが。

例えば、パリには歴史のある建物が多いです。もちろんすべて残しているわけではありませんが、町の景観が「ある程度は残すべきものだ」という意識はあるのだろうと思います。
日本の場合は戦災で焼失したというのがありますが、まあ、いろいろ考えることがありました。

新宿歴史博物館で買い求めました。

帰りの電車で読み耽って読了しました。
名にし負わばな方ですね。

それでは今日の曲です。
David Bowie『Thursday's Child』

確か『マザーグース』だと思うのですが(あれ、本をどこにやったっけ?)、月曜日生まれの子は……というのがあったと思います。この曲を聴いてみると、あ、それだなってピンと来るのですが、私は土曜日の生まれですので木曜日の子どもの気持ちは分かります(似ているので)。
出典、ベース、基盤、元……言い方はいろいろありますが、この曲にもそれがあります。聞いてきた歌、読んできた言葉、慣れ親しんだ人々、見てきた風景などがそうだと思いますが、それがすぐにすげ替えられるものだとすると、ちょっと心もとない気分になるようにも思います。

また夜半頃の投稿になってしまいました。
今日のことを今日書くと、だいたいこんな感じです。のんびりさん。
明日はまた、すごいイベントに行きます。

それでは、お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

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