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【目印を見つけるノート】56. 駆け込み訴え(ライブのこと)

⚫今日は趣を変えています

きのうは3回、救急車の音が聞こえました。

きのう、何気なくブルース・プレイヤーの永井ホトケ隆さんのツイッターを拝見したら、JOHN LEE HOOKERのアルバムを紹介されていました。

https://twitter.com/burnet6629/status/1265811899179921408?s=20

そこでリツィートされていたJOHN LEE HOOKERの映像を見たら、カ、カ、カッコいい!と歓喜に震えてしまいました。アコースティック・ギター1本であれはもう……曲は知っていますが、興奮してしまいました。
プルプルプル……(震える)。

https://twitter.com/dusttodigital/status/1265653660580827136?s=20

それで思ったことを書きます。

駆け込み訴え

私にとって、音楽ぐらい
気持ちを高揚させてくれるものは
ほかにないのです

映像を見ていればいいでしょう
音源を聴けばいいでしょう
もちろん大好きです
でも、
空気の振動がアーティストから
じかに伝わってくる
ライブにはかなわないのです
スピーカーの前に陣取りたい
それがないと、
心の欠片が消えてしまうようで
しくしくと痛いのです

なぜ古今東西の名曲が
さらさらと消えず、さびれず
残っているのかといえば、
じかに演奏し、歌う人と
それに触れて心を動かされる人が
少なからず
いつづけるからだと思うのです

隠れキリシタンの里で
ポルトガル語のオラショの歌が
ずっと残っていたのは
どうしてでしょう

We shall overcomeと
みんなが声を揃えて歌いながら
心を同じ方向に向けられたのは
どうしてでしょう

女性には辛辣なボリス・ヴィアンが
マイルス・ディヴィスにあれほど
ぞっこんになって熱狂したのは
どうしてでしょう

かめのちゃんがトモダチに連れられて
DIE KUSSEを初めて見たときに
トリハダでぴょんぴょん跳ねたのは
どうしてでしょう

距離を取るのは仕方がない
時間が過ぎるのも待ちましょう
延期のチケットが何枚あってもいい
声を出せないのならいっしょうけんめい
腫れるまで手を叩きます

でも、あってもなくても同じだなんて

そんなこと
どうかお考えにならないでください

カルチャーは
サブではないのです

おがたさわ
(尾方佐羽)

追伸 いつものコーナーはまた明日にでも。

※タイトルは太宰治さんの作品からお借りしました。
文中、「かめのちゃん」と「DIE KUSSE」は楠本まきさんの漫画『KISS××××』に登場するヒロイン、そして彼女が出逢ったバンドの名前です。
私は織る子さんにいまだに激しく憧れています(余談)。

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