【目印を見つけるノート】1161. スーツケースのイマージュ
梅雨入りということです。
去年と1日違いとか。
ニュースを見ていないのですが、平年並みという言葉が出てくるのでしょうか。天気の「並み」はどことなく安堵します。実際がどれぐらいかよく分からなくなっていても。
どうぞお気をつけて。
さて、
世の中はスーツケースを連れて歩いている方がとても多いですね。私自身はもう、最後に持ったのが前の世紀です😅 ああ、キャリーケースとも言うのですね。分かってないかも。
皆さんが旅行というわけではなさそうです。
Louさんなどは2.5次元アイドルのライブに行くとき、どでかいキャリーケースで行っていました。推しグッズに着替え🎽↔️👕、それだけの荷物があるようです。私ならバッグひとつですが。それでほうぼう歩き回っていたからか、車輪が一個取れてしまいましたとさ。
以降はオブジェとして静かに暮らしています。
去年は長めの旅に出ましたが、スポーツバッグとデイパックの組み合わせで行きました。服などは布団圧縮袋かぐらい空気を抜いて😆重いのは変わりませんが、やや気楽かな。
そういうとまるで荷造り上手と思われるかもしれませんが、いやいや😥、結構あれやこれや詰めます。行きでもうはち切れんばかりになって。
それなのに結局現地調達もしてしまうのですから、下手だわあ。
渋谷かな、原宿かな🤔
通勤の車窓からRIMOWAの文字が見えます。スーツケースのブランドですね。
少し前にPatti Smithさんを起用したCMを出されていました。素敵でしたね。思い出します。
RIMOWAのCM。素敵です❤️
Pattiさんは異国の街を歩いている。
詩が流れる。
Pattiさんが
ランボーの『地獄の季節』を写しているインスタを最近見ましたが、スーツケースのバンドに『地獄の季節』をはさんでいるのかなと想像したりしています。
彼女は本当にランボーが好き。
きっとそれはランボーひとりではなく、関わってきた人にも繋がるものなのだろうと思います。トム・ヴァーラインさんやサム・シェパードさん、メイプルソープさん、詩と音楽で繋がっている仲間たち。
私は、彼女が本を持って旅をする姿が大好きです。
皆さんはスーツケースに何を詰めて旅立ちますか。
ひとつだけ、エピソードを。
旅のとき、
好きな人とは違うグループでした。
よくある話です。
なので、
「偶然会ったりしないかな」とも思ったのですが、
「人生そうそう都合よくはいかないよ、わかってるくせに」って諦めていました。
ふっとひとりになって、
道のかどっこの物陰に立って、
空を眺めていました。
慣れていない街はとても明るくて、
物陰も薄暗くはありませんでした。
そのとき、
スーツケースを引く音が聞こえてきました。
いつもは聞き流すのに、
そのときはなぜかバッと飛び出しました。
すると、
好きな人がスーツケースを引いて歩いているのが目に映りました。
飛び出した私はあたふたと声をかけて、あいさつしました。
たったそれだけです。
それだけなのですが、
旅先で会いたいと思う人に
偶然会えたらとても嬉しいですね。
今でもスーツケースの音が耳に残っているほど、すごく嬉しかったです。
惜しむらくは、
会えたことに動揺してしまって、
気の利いた言葉ひとつも出てこなかったことです。
かわいいでしょう😅
かわいいなと思います。
Velvet Underground『Waiting For My Man』
持っているのはスーツケースでなく26ドル。
私のようにぼんやりとしたことではなくて、目的がはっきりしていて相手を待っています。いろいろな意味で例に挙げたことと違うのですが、何となく「待っている」感覚だけは通じるような気がしたのです。
待つという特別な気持ち。
それでは、お読み下さってありがとうございます。
皆さま、よい夜を。
尾方佐羽
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