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【目印を見つけるノート】1405. ベイビーの字は上手くならなかったらしい

柚木沙弥郎さん、小澤征爾さんの訃報をたて続けに知りました。
ご自身の天分を持って、創る仕事を積み重ね続けられた偉大な先達です。
心からお悔やみを申し上げます。

続ける、というと簡単ですが、
実はとても難しいことだと思います。
それほどまでに打ち込む対象を見つけられないことも多いでしょう。
しみじみと考えます。

柚木さんの記事を以前にひとつ書いていました。
そのスタイルと作品は大きな栄養になっています。ありがとうございます。

『Le Monde』紙の続報をまた見てしまいました(昨日記事参照)。フランス語分かっていないのにな。でも……続々出してくださるのですね。それだけ強いニュースだということでしょう。

きのう、
素敵な案内チラシを見つけました。

松本侑子さん訳の『赤毛のアン』8巻です(文春文庫)。アンは最初の1巻しか読んでいませんので、うわあ欲しいと思いました。松本さんの訳ならなお欲しいです。

今日は朝から洗濯です。ニットや綿入りパーカーは朝から干さないと乾きません。スカートは後でもよかったかな。

それが済んだら、ちょっとだけお出かけ。
やって来ました、中原街道。

ここは私が生まれた頃住んでいたところ(のすぐ近く)。空にカメラを向けたらダイサギが飛んでいきました。撮り損ねた(残念)。

今日は初めて、『勝海舟記念館』に行ってきました。結構近いのに初めてなのです。いうならば、「近くほどいつでも行けると思って行かない」というパターンです。でも、先日講演を受講したので、「行かなきゃ」スイッチが入ったのです。

記念館はもう少し先です
着いた。

いいところですね。
記念館も池も。
さすが、私の生まれた町(自慢)。
記念館は元の清明文庫(勝海舟を顕彰して建てられた建物)を生かした形で、2019年にオープンしました。開館時にも行こうと思っていたはずなのですが、感染症がらみがあったとはいえ、まるまる4年以上も足を踏み入れてなかったわけです。これは怠け者としかいいようがありません。

胸像に陽光。

館内では勝海舟の生涯を辿れるのはもちろん、直筆の資料や着用の衣類、愛用品、家系図と本人・家族写真などたくさんの展示があります。また、勝海舟語録が音声で聞けたり、咸臨丸での航海を体感できる(臨場感あふれる)映像解説があったり、まったく飽きません。太平洋航路に打って出たい方には特におすすめです。
私は1日も持たないだろうと思いました。

その中で私が何に一番惹かれたかというと、
直筆の文字群です。
まあ筆まめなこと。
驚いたのは、英語で航海方法の講義のメモを取っていらっしゃったこと。あの時代に英語の講義を英語でつらつらーっと筆記体でメモするなどということができたのは、驚き以外のなにものでもありません。筆記体がなぜ筆記体と呼ばれるのかよく分かりました。しかも、勝さんが最初に学んでいたのはオランダ語です。英語はいわば第二外国語だった……猛烈に自省しましたし、当時の『講義』がどれほど真剣勝負だったのかと想像が飛びまくりました。

つくづく思ったのは、比べてみれば私は字がとても下手だなということ……。

他自治体のチラシもありました

のんびりと観覧して、
これまでの記念館ニュースを1部ずついただいて出てきました。周辺には勝夫妻のお墓や西郷さんを偲び顕彰する碑などもあって、記念館を見た余韻に浸れます。何よりすべて洗足池の回りにありますので、散策を兼ねて行けるのがいいところ。池の水は思っていたよりずっときれいで、鳥がたくさんいました。種類はあまり分からなかったです。あまり近くに来てくれないから。

はねぴょん(ゆるキャラ)。
あそこにいるんですけれど。

スズガモですか。

コサギですか。

ダイサギもいたし、メジロもいました。
勝海舟さんのお墓の横の紅梅が満開に近かったので撮っていると、頭上にメジロが5羽ぐらい固まって啼いています。

「早く行ってくれないかなあ」、
「お腹空いてるのに」
といわれているような気分でしたので、「お待たせ。どうぞ」と去ってきました。

登り龍のような雲。

帰りに洗足池図書館をのぞいて駅に向かいつつ時計を見ると、着いてから2時間経っていました。お昼過ぎてるじゃん!
時間の感覚がまったく消えていました。

当然、近隣のお店は満員御礼。
仕方がないので、まっすぐうちに帰りました。

さて、今日の曲です。
Rodrigo Y Gabriela『Finding Myself Leads Me To You』

エレクトリック・ギターなど構成は最初にMVを見たときと変わりましたが、どんどん高揚していく感じはまったく変わらないです。お二方とも巧者なのは言うまでもないですが、ガブリエラさんのリズムの役割はとても大きい。
グラミー賞もコンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム部門でとっていたのですね。

ほうとため息をついています。

それでは、お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

追伸 寒いですか。

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