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【目印を見つけるノート】1651. ふさわしい場所に行く

数日前でしたか、アメリカの各所でオーロラが見られたそうですね。磁気嵐が原因だそうですが、いいのか悪いのかの範疇を遥かに超える事象だろうと思います。
太陽から来るものですからね。

きのうがピークだった沿線最大のお祭り?は今日までなのですが、屋台を横目にちょっと覗いてきました。
この催しは『お会式』(おえしき)といいますが、日蓮宗の宗祖・日蓮上人の命日に行われる法要です。お会式、会式というのは一般に宗祖の法要のことですが、池上本門寺のお会式は規模も大きく有名になっているのです。宗徒でなくとも、華やかな万灯行列を見物に来る人で一帯はわらわらです。

今日は、会場の池上本門寺の人波がある程度引いてから行きました。日蓮上人の命日は今日ですので、お参りには今日がいいなと思いました。
五重塔もいい感じですね。

こちらで参拝されるのはまず大堂だと思います。今日は人がたくさんいるので撮りませんでしたが、別の日に撮ったものがあります。

大堂

地図があった方がいいかな。

この大堂を右手にして進んでいくと、いったん道路になって、正面には寺務所と本殿が見えます。ここで左手に進むと下り階段があります。その一帯は墓域なのですが、下りきる手前の一画に多宝塔(日蓮上人の荼毘所跡と伝えられる)があります。ここでいったんお参りします。ご命日です。

階段を下りきって右手にいくと、大坊本行寺があります。こちらが今日赴こうと思った場所でした。今日、賑やかな大堂からこちらまで回る人は多くないようです。

門前のクロマツ
梯子のように繋がっています

日蓮上人はもともとこの土地と関わりはありません。
弘安5年(1282)、日蓮上人は拠点にしていた身延山から静養と湯治のため、常陸國に向かうことにしました。その旅の途上で体調が悪化しました。熱心な信徒である池上宗仲の館にたどり着いたときには衰弱し、旅の継続ができなくなりました。池上宗仲の館に付いたのが9月18日でしたが、回復することなく10月13日に亡くなりました。日蓮上人は手厚く葬られます。
その後、池上氏は自領の山を寄進して、そこに本門寺が建てられたのでした。
大坊本行寺は池上宗仲の館があった場所です。ここに日蓮上人が逗留し、最期のときを迎えたのでした。
ここに『お会式桜』があります。

日蓮上人ご臨終の際に季節外れの桜が咲いたといいます。この桜は季節外れに咲いて冬も花をつけます。
見ると、ひとふしだけ、桜が咲いていました。
ここはひとりの人が「たどり着いた場所」でした。

Rihanna 『Diamonds』

さて……やっぱり『オデュッセイア』がまだ書き終わりません。伸ばし伸ばしになっていますがご容赦ください。火曜に更新できると思います🙏

それでは、お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

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