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【目印を見つけるノート】1747. 黙祷の朝と書き留めること
きのうは日中寒かったですね。
夜は雲間から星が見えました。
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今日はキャプションなしです。同じ星を撮っています。
いつも平日はお弁当を作るので、朝は5時に起きています(たまに寝坊します😅)が、けさは5:46に火を止めて、黙祷しました。
黙祷。
阪神・淡路大震災から30年経ちました。
30年というのは、短い時間ではありません。
20代から30代前半の方は過去のニュースとして認識しているでしょう。
ただ、被災した方、ご家族や知人が犠牲になられた皆さまにとっては30年と言われても、時計がそこで止まってしまったように感じる歳月なのかもしれません。
犠牲になられたすべての方のご冥福をお祈りいたします。
最近は日本が舞台でないときもありますのであまり見ていませんが、お話を書くときに『理科年表』(国立天文台編)を見ていました。理科・自然科学分野の年刊データブックです。
『理科年表』のオフィシャルサイト
なぜかというと、お話の舞台になっている場所と時期に自然災害が起こったかを確認するためです。ここには地震などの情報が年表で掲載されているのです。
平安・鎌倉・戦国・江戸時代にも自然災害はたくさん起こりました。鎌倉時代の『吾妻鏡』などにも記載が多くあります。
例えば、京都に地震があって秀吉の指月伏見城天守が崩れてしまったことは有名です。加藤清正がまっさきに秀吉のもとへ駆けつけたのは、のちの歌舞伎や落語の演題(『地震加藤』)にもなっています。
まだ新築の城が壊れて、犠牲者も多数出ました。秀吉はおそらく心理的にも大変な衝撃を受けたでしょう。地震では京都や大阪がひどい被害を受けましたが、実は他の地震に続いて起こったものなのです。
この地震の数日前に伊予(愛媛)地震、前日には豊後(大分)で大きな地震がありました。
私が書いた水野勝成はこのとき備中(岡山県高梁市成羽)にいましたが、小説にはこの地震に遭遇したエピドードを書きました。居候していた屋敷は無事でしたが、あるじの三村親成はまず領内に見回りを出して、念のため外で家中一同炊き出しをします。フィクションですが、実際にそのようなことをしたかもしれません。そのときに、山城の人や摂津の人はどうしていただろうと想像します。
炊き出しに出させていただいた個人的経験があったので、そうなったのかもしれません。
他にも阿蘇が噴煙を挙げていたとか、三陸沖地震で治水工事が遅延したとか、他のお話でも自然災害のエピソードを出しています。これらは『理科年表』をソースにして、地域の歴史を拾えれば拾っています。
私にとってかなり役立つ資料なのですが、物理学科を出た方はあまり見なかったとのことで、「ああ、そういうものなのか」と思いました。
秀吉も清正も政宗も宗茂も遭遇した。
江戸時代も驚くほどたくさんありました。
そのようなことは今後も、何十年、何百年前のことだとしても、「人の営み」の中であったこととして留めていきたいと思います。
それでは、今日の曲です。
Il Divo『Amazing Grace』
この曲は、歌っている方がとてもたくさんいます。今日はイル・ディーヴォを選びました。感想はありません。ただ、素晴らしいというだけです。
それでは、お読みくださってありがとうございます。
尾方佐羽
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