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【目印を見つけるノート】134. 白い船で舞鶴にたどりつく

きょうはSIONさん初の無観客配信のライブがありますので、楽しみです。藤井一彦さんがギターでご一緒とのこと、それも楽しみです。
前に見に行ったときのステージです。

本当は今日、有観客(!)のライブがある日でした(延期の日程、もういちど延期になっています)。

そして、今日はSIONさんの新しいアルバム『NAKED TRACKS 2020』の発売日です。購入はこちらで。

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SIONさんはチェーザレ・ボルジアと同じお誕生日なのですね。チェーザレが生まれたのは1475年ですが。



私はライブハウスにご無沙汰している期間がたいへん長かったです。浦島太郎ぐらい。
その期間に配信があったらよかったのにと最近は思います。距離や事情で行けない人にはいい手段ですね。

でも、
「やっと帰ってきた」ぐらいの気持ちで、ひとつひとつのライブを大切に見はじめたのにな😢

そう、観客として現地に赴くのは、格別幸せなのですけれど、いってもしかたない。今はみんな同じです。
思い切り楽しみたいと思います。


⚫白い船で舞鶴にたどりつく

ずっと前、8月15日に千鳥ヶ淵の国立戦没者墓苑に行っていた期間がありました。20代の頃ですね。

近くには戦没者慰霊式典のある日本武道館もありますが、もっぱら千鳥ヶ淵をまっしぐらに目指して、まっすぐ帰ってくる。ここでも催しが行われているので、その時間を避けて行きました。例年暑くて、すぐ日陰に避難するのが常でした。

六角堂の地下には37万69柱(令和元年5月現在……環境庁サイトより)のご遺骨が納められています。
身元が分からない戦没者の方々のご遺骨です。

ここでいつも、トンボを見ました。
赤トンボも見ました。
たいてい毎年、トンボをまとめて見るのはこの場所で、
しばらく眺めていました。

夏の盛りであり、秋のかすかな気配も感じます。

この前、75年前の8月の空襲について書きましたが、総務省が出しているデータに全国の一般参加のできる慰霊祭・式典の年間スケジュールが出ていました。

空襲・戦争の事実を感じる一助になるかと思いますので、興味のある方はどうぞ。お住まいの近くもあるかもしれません。

https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/daijinkanbou/sensai/attend/schedule.html

このことについては、知るというより感じたほうがいいような気がしています。

自分がやや落ち込んでいたとき、よく母方のおばあちゃんの夢を見ました。

不思議なのです。
若いおばあちゃんが大分の家でせっせとみんなのお膳の仕度をしていたり、
引揚船で舞鶴の港に向かっていて、「もうすぐ着くね」と言っていたり、
聞いたことも、見たこともないような景色。
しかもモノクロではない。
白い船。古びた木の床。
桟橋。
本当のディテイルは違うかもしれませんが、
事実としてあったと推察できること。

※引揚船とは1945年8月15日の敗戦を受けて、中国やロシア国境などにいた日本人を帰国させるために出された船のことです。

うまく言えないのですけれど、
いろいろしくじってはいるものの、
何とか打ち倒されることなく生きているのは
そういうこともあるのかなと
思ったりもします。

このようなことを書くのも主義主張ではなくて、
本能だと思っています。


⚫お籠りクラフトとばら

おばあちゃんのイメージで、紺と白のイヤリングを。

芯が太くて、凛とした人でした。

ばらの剪定はもう少し後でいいようです。

それではまた、ごひいきに。

おがたさわ
(尾方佐羽)

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