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【目印を見つけるノート】1357. 天女の町からメリークリスマス

きのうの午後は急遽出かけることになって、こちらへ。

地下鉄は本当に脚を使いますね。階段・通路・階段。

日本橋です。
日本橋は縁がないわりに結構来ているような気がします。ちょっとした用事で足を運ぶ町かな。新しくなっていますが、日本橋という橋は慶長からありますから😊それぐらいからあるというのは、船に錨があるようなもので何かしら安心できるのですね。

さて、野暮用を早々に済ませてアンテナショップをいくつかのぞいてきました。

東京にある各地のアンテナショップというのは所在地が集中していて、東京駅・銀座・新橋・新宿・池袋といった繁華街にあらかたあるようです。私がよく行く青森ショップは飯田橋で変わり種?ですが、ここは近くに青森の名産ひばのお店もあるのでセットで見るのがオススメです。番外編的に。
🌲『あおもり北彩館』

🌲『ひば工房』

日本橋にはえーと、滋賀と富山と新潟と山口と長崎と三重と洲本と離島くくりがあるのかな。とりあえずきのうは野暮用ついでに滋賀と富山と新潟をのぞいてきました。

ひこにゃんが窓に😌

滋賀は今の私には『ひこにゃん』ですが、そういえば誕生エピソードをちゃんと書いていませんでしたね。
彦根藩主の井伊直孝が江戸の豪徳寺(世田谷)の門前で猫に手招きされて、「何だろう」と入っていったら直後に雷雨となったそうです。雨にも雷にも打たれなかったのは猫のおかげだということで直孝は感謝して、豪徳寺の再建に尽力したそうです。逸話で残るほどですからさぞ感謝したのでしょうね。
🐈ひこにゃんの紹介

🐈豪徳寺のお話

琵琶湖を抱く近江=滋賀は京に隣接していて、各地への道も通じているので政治的にもたいへん重要な場所でした。琵琶湖の回りに100もお城があったそうですので、戦国時代まで本当に紆余曲折が多かった。

アンテナショップでは大きな袋菓子と日本酒に心揺れつつ、そんな滋賀の地理を知りたくて地図をもらってきました。琵琶湖付近に泊まったことはありますが、それはごく一部、いっそ自転車で一周するつもりで行った方がいいかもしれないと思いました。

🐈『ここ滋賀』

そこから新潟のアンテナショップへ。
軒下に盆栽の小さな鉢が並んでいました。

ガジュマルかわいい。

こちらは食の誘惑がてんこ盛り。村上の鮭、お米、お酒……加島屋の鮭ほぐしが大好物の私にはもう垂涎の鮭……そして、リーフレットをもらってきました。
🍶『ブリッジにいがた』

ここで目の前の三越日本橋に入ってしまい(後述)時間があららと過ぎてしまいました。出たら日がもう暮れている🌃

ということで、山口と長崎は次回にして、富山のアンテナショップに急いだのです。

⛰️『日本橋とやま館』

こちらは、それこそ欲しいものばかり。ちょうど富山漆器のコーナーがあって、製造元の方(だと思います)が客に説明をしていました。それに聞き耳を立ててから、私の好きな精油・化粧品のコーナーへ。前にもここでしばし匂いを嗅いでいたのです。こちらでは、クロモジ、タテヤマスギ、ニオイコブシなど土地ならではのオイルを扱っています。うう、スプレーだけでも欲しい。
と、誘惑に駆られながら、またリーフレットの方へ。
北陸3県は一応足を踏み入れたことがありますが、単純に再訪したいなと思うのが富山なのです。もちろん、きときとのお魚というのは、どの県でもいただけるのですが、やっぱり立山なのかなあ、うん。

あとは戦国武将の佐々成政ですね。『肥後の春を待ち望む』という小説を書いたときに、彼についての本を何冊か読みましたが、不運な人だったと思いました。彼は富山の町を整備しましたが、越中をとても大切にしていました。そのままでいられたら、もっと違うようになっていたでしょう。その後の熊本のことにしても、悪いのは成政というのが定説ですが、そもそもが秀吉の指図です。これ、Wikipediaとは見解が違います(苦笑)。そう思うのは私だけ?と思いつつ九州に行って、そうでもないことが分かったので、安心して書きました😊

などとリーフレットを見ていると、スタッフの方が「富山に旅行をお考えですか」と声をかけてくださいました。
「はい、チューリップの季節に……」と咄嗟に答えました。いつになるか分からないけれど、そう思っているのは嘘ではありません。
「砺波に行かれますか?」と聞かれたので、
「砺波だけとは考えていないです」と。ずいぶん具体的になってきました。以前に立山黒部アルペンルートをたどって宇奈月に行ったので、他のところにも行きたいと思っているのです。すると、スタッフの方が「少々お待ちくださいね」と何か探し始めました。しばらく待っていると、パンフレットを手渡されました。『金太郎温泉』と書いてあります。
「こちらがお薦めです。よろしければご検討ください」
確かに、見てみると行きたいわあ❤️と思う素敵なお宿です。私はお礼を言ってショップを出てきました。

順番が前後しますが、日本橋三越もちょっとのぞきました。美術・工芸品のフロアで絵画をじっくりと見ていたら、絵の世界に飲み込まれてぼうっとしてしまいました。細密な人物画が多かったですね。
🖌️『英英紅綠 第48回白日会会員選抜展』

https://www.mistore.jp/store/nihombashi/shops/art/art/shopnews_list/shopnews0376.html

工芸品のコーナーでは信楽焼(現在は伊賀で活動)の作家さんの展示がありました。
素敵な景色、本当にいい色合いです。
🍯『鈴木大弓作陶展』
https://www.mistore.jp/store/nihombashi/shops/art/art/shopnews_list/shopnews0360.html

そこから文具売場に行ったら白を基調にした美しいレイアウトになっていて、特に万年筆が壁面にディスプレイされているのに見いってしまいました。一見の価値があります。

そうそう、こちらの名物は吹き抜けぶち抜きの大々『天女(まごころ)像』です。本当にどんなきれいなビルより圧倒的です。日本橋に来てこれを見なければモグリでしょう。美術館にあっても当然の大作です。どうやって搬入したのかしら🤔

全景
アップ

クリスマスツリーもあります。カルティエの文字がおしゃれですね。

今日はクリスマスイブ、世界中のどこの皆さまも幸せに過ごされますことを心よりお祈りしています。
それでは毎年恒例になってきたこの曲を。

Stevie Wonder and Andra Day『Someday At Christmas』

この曲聴いていると、いつも涙がぽたぽたこぼれちゃうんです。目が乾いたときにいいかもしれません。誰にでも通じる祈りのような曲。きっと来年もこの曲にするでしょう。

MERRY CHRISTMAS❤️

それでは、お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

追伸 愛しています。

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