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【目印を見つけるノート】1345. City Lights Books70年の記事を見て思う

サンフランシスコのCity Lights Booksが開店70年ということで、今日はSpecial talkがあるようです。見たい👀‼️

行きたい書店御三家のひとつなのです(あとはパリのShakespeare and companyとニューヨークのStrandですね)。

それまでに、本をパラパラ見て「面白そう」と思えるぐらいの読解力をつけられたらいいですね。

City Lights Booksといえば、Beat Generationと出てくるぐらいのメッカですが、私はそれほど読んでいないので、偉そうに語れないのです。Allen Ginsbergの『吠える』という詩、Jack Kerouacの『路上』は目を通しましたがもう忘れています😅
City Lights Booksは詩人のLawrence Ferlinghettiが共同経営で開店した書店で、詩の朗読会などでたいそう賑わっていました。往時ほどではないですが、今もそうでしょう。Beat Generationという呼称から派生したBeatnik(ビートニク)という言葉と、「精神の自由を求めて生きる」というライフスタイルが1950年代から60年代にかけて若者に大きな影響を与えました。のちにはいわゆるヒッピーへと受け継がれていきます。アメリカの若者文化を象徴するものであり世界の国にもそれに倣う人々が多く生まれました。
書店そのものが文化の一部なのです。

私がBeat Generationを気にしだしたとっぱじめは真島昌利さんの言葉だったと思います。佐野元春さんの『Visitors』&ラジオと言いたいところですが、私にはまだちょっと早かった。当時はそれほど没入することもなかったです。

もうちょっと知りたいなと思ったのは、前述の『Howl』を訳した諏訪優さんという詩人に興味を持ったからです。5年ぐらい前に柴田元幸さんの新訳が出ましたが、それまでは諏訪さんの訳したものがずっと流通していました。
田端とか鎌倉とか荻窪とか馬込とか『文士村』と言われる、いろいろな作家や詩人や芸術家が集った町というのがありますが、Beat Generationの場合は始めこそサンフランシスコが拠点でしたがのちにはニューヨークに移動もしていました。
「地域」ではなく「生き方」が集う理由だったのですね。ですので積極的にビート・ジェネレーションを紹介していた諏訪さんもまたビートニクだと考えていました。

雑誌の編集をする部署になって、毎月著名人にエッセイを依頼する担当になったとき、どなたにお願いしようと思いましたが、次の瞬間、もう諏訪さんにお願いしていました。テーマは自由で、少年の頃の夏の思い出を寄せていただきました。ノスタルジックで素敵なエッセイでした。
その翌年に諏訪さんは逝去されました。
そのときは、もっと諏訪さんのご本(訳書も)を読んでから頼みたかったなと後悔しました。

いつも不勉強なのです😅
十分知っていると思ったことがありません。
あ、水野勝成さんならちょっとだけ😌

それ以降も似たようなものですが、City Lights Booksに入り浸ってみたいなとずっと思っているのです。
長い詩もいっこだけ書いたけれど🤔朗読してもいいですか。

ところで、
アメリカの文化が日本と違うなと思うのは、時間の置き方です。20世紀ひとつとっても、細かな区分けはあるけれど、時代の文化が横に並列にあって、例えばパンクの人が50年代のビバップを聴くこともあるし、ビート・ジェネレーションの本を読んでいたりもすると思います。それも人によってでしょうけれど、読む聞くだけでなくて受け継いでいる面もあるのではないかと思います。
日本の場合、流行が始まって終わると回想するよう形でしか残らないように思います。懐メロなどはそうですね。「うわー昔の人」みたいな。世代の自由な行き来がなく、縦のぶつ切りのようだなと思ったりもします。それも人によってでしょうが、受け継ぐことはないように見えます。

そういえば、講演会も私より年配の方が多いです🤔
頭も使うし、20代ぐらいの方こそ来たらいいと思うのですけれど。

もう一度Beatnikの本をおさらいしたいなあ。

さて、今日の曲です。
Richard Hell『Blank Generation』

Televisionのメンバーだった方ですね。
Generationという言葉は今もZ世代などよく使われていますね。
確かに時間(世代)ごとの社会情勢や経済の傾向というのはあるのかもしれません。ただ、それは飛び越えられる柵なようにも思います。それを高さ10mの鉄の柵と思うか、低い植え込みと思うかで印象と可能性は変わります。それでなくとも分断という言葉が飛び交っている現在、これ以上必要のない柵は築かないという方法もあるのかと思います。

この曲はカッコいいです❤️
私が10歳のときの曲です。
でも懐メロではないです。

それでは、お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

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