【目印を見つけるノート】1062. 平和がいちばんだと思います
きのうの夜は、
ヘリコプターの音が小一時間、とても近づいたり少し離れたりしていました。長く感じました。風が強めで曇天でしたので一層響いたというのもあるでしょう。そのような天候だと航空機の音も近く聞こえるというのは経験上知っています。最近は航空機の航路が市街地の上に取られることが増えましたから。
ヘリコプターが飛ぶのは事件か事故があったときだという認識があるので、どこかで大きな事故があったのかと思いました。この前うちの近くで火事があったときもそうでした。ただ、夜間（21時頃）というのは珍しいとも思いました。
Louさんはとても怖がっていました。ツイッターっ子の彼女は一生懸命チェックをしていました。投稿はたくさんありましたし、航跡まで出ていました。うちの外にいる近所の方も皆さん「何があったんだろう」と。そのうち、「大谷選手の飛行機が到着する」という情報がポンと入ってきて、はたと気づきました。
私はLouさんに、「マスコミが羽田に移動するために待機しているんだよ」と言いました。Louさんはそれでも怖がっていて、しばらく寝室に行きませんでした。
私はそれでずいぶん安心して、様子を聞いていました。確かに、10時を越えると音はほぼ消えました。
その後で、私はウクライナへの攻撃が始まった頃の映像をテレビで見ました。あちらこちらで着弾し、爆発する音、閃光、振動………機銃掃射の音もありました。その地に住む皆さんはどれほど怖いと感じた、感じていることでしょう。実際、ビデオ通信で爆発音に怯える市民の方の映像をニュースで何度も見ています。
１年が過ぎて、戦争の影響は侵攻を受けているウクライナのみならず、世界の経済にも打撃を与えていますが、周辺国にとってはより深刻かと思います。
私が聞いた音はそれと対極の、一種お祭りの号砲のような類いのものです。平和だなと思います。
WBCは楽しみですね。アメリカで活躍している方も合流し、いよいよ開幕というムードが盛り上がっています。東京ドーム周辺も昨日、警備の予行演習をしていたようです。
ヘリでも長く近くを飛んでいる理由が分からなければ不安になるものだと思いましたけれど、
いつ来るか分からない爆撃の不安がずっと続くのは桁が違う、どれほどおそろしいことだろうかと思わずにいられませんでした。
平和がいちばんです。
それが結局、思うことです。
今日は静かな曲です。
Bill Evans『Peace Piece』
穏やかな曲ですね。
ピアノの曲をあまり聴いていない私ですが、気持ちが落ち着くのはアコースティックギターだったりピアノなのかなと思います。
ですのでEvansさんのナンバーもよく分かっていないのですが、この曲は水の流れを思い起こさせます。こぼれ落ちる一滴や川で跳ねる水のイメージです。
Miles Davisさんと共演したときの曲との共通点もあるということですが、シンプルに、夜に似合う音ではないかと思います。
それでは、お読み下さってありがとうございます。
尾方佐羽
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