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【目印を見つけるノート】1571. MayallさんのBLUESと理系講座の受講メモ

今日は洗濯しています。
あとは、サボり気味になっているスペイン語を少しやっておかねば。勉強とか書き物の日にしましょう。

John Mayallさんの訃報を知りました。

1960年代初めにアメリカのBlues Menがイギリスで多くのライブを行い、その影響を受けたミュージシャンが登場し、Bluesがひとつの潮流になっていきました。Alexis Korner's Blues IncoropratedとJohn Mayall Blues Breakersはその流れを牽引したグループです。The Rolling Stones、Cream、Led Zeppelin、Fleetwood Macなどのちに世界的に有名になるバンドのメンバーが在籍していたこともありますし、たいへん大きな影響を与えました。自身がミリオンヒットを叩き出すことはありませんでしたが、その活動は非常に大きな役割を持っていたといえます。

John Mayallさんは最近まで活動をされていましたが、90歳で世を去りました。

とびっきりのBlues Manのご冥福をお祈りいたします。
John Mayall Blues Breakers with Eric Crapton『Steppin' Out』

だって、BLUESがけっこう好きなのです、私。

さて、きのうの夜の講座のお話を。
きのうは東京・大田区と東京工業大学の提携講座を初めて受講しました。
『真理の探究が未来を拓く~光で見て、モノを操れる早さの限界は何処に?~1000兆分の1秒をどう凌駕するか?』という講座で、講師は東京工業大学・腰原伸也教授です。

『1000兆分の1秒』という言葉に惹かれて申し込んだのです。見当もつきません。

会場のPioは幾何学的で結構好きです(どちらが上か分からなくなります)

光を使ってどのように物質を扱うか(操るか)というのが中心のテーマですが、ひとつのジャンルにとどまらず、身近な例を引きながら、実に多様なお話をいただきました。理解できていない部分も多々ありますが、ご容赦ください。

初めに光の性質を踏まえた上で、「見る」とはどういうことかということをプロローグとして提示されました。光の性質から色彩の補色について。光(電磁波)の可視範囲(スペクトル)が全体のうちのとても狭い範囲であるということ。
目が「見る」メカニズムは網膜から脳に光が来ると信号が送られるということだ、と聞いて、「そのようなことを考えたことがなかった」と目からウロコでした。
そのとき網膜の中でレチノール分子が光を吸収して回っているのですが、その速さが1兆分の1秒以下の超高速だというのです。

光で分子が動く(変身する)ということ。それが「見る」という現象の第一歩ーーというプロローグでした。

そこからは、光が物質を変身させる例がたくさん提示されました。全部はとても書けませんので印象に残った部分を拾います。

デジタルの分野では不可欠です。光通信、誘導体(USB)メモリー、ブルーレイディスク、加工技術などなどなどーー光エネルギー・信号の超高速制御、高効率利用が日本のみならず世界に必須の課題だということ。

物質の変身をよく見るためにはレーザーを使ってX線や電子線の短いパルス(超高速)でコマ割りするように撮影することが重要だそうです。以降はどのようなツールでそれを実現しているのか、何が観察できているのかというお話になります。
ツールとして、分子・原子構造の100億分の1秒コマ撮り撮影装置とその構造。
観察できるものとして、酵素貯蔵たんぱく質・ミオグロビンがガス分子を出し入れする動き、水溶液中の貝のヘモグロビンの分子輸送過程ーーなどが動画で示されました。その中で、分子結晶とイオン結晶を光で入れ替えるというお話があって、面白そうだと思ったのですが、理解度合が著しく低下したので残念です。
現在は1兆分の1以下のコマ撮り技術ということでの、レーザーによる電子線解析技術が研究されているそうです。

私の汚いメモでは、自由電子レーザー、直線で2km(米)、直線加速器で10兆~100兆分の1、レーザー、同期できない、小型と書いてありますが、ちょっと文章にする自信がないです(苦笑)。おそらくパルス電子線の開発という箇所のメモです😖
タイトルにあった1000兆分の1というのも現在視野に入っているということだと理解しました。

研究の経過や最新の成果も踏まえて2時間たっぷり、たいへん丁寧で多彩な講義をいただきました。
完全に理解できたとはまったくいえませんが、人類としても、ずいぶん最近までわからないことだらけで今もまだ過程なのだなと思いました。ウィルスが細菌より小さいということが分かったのもそれほど前のことではないですが、今は変異種まですぐに発見していますし。

最後に今後の科学の地図もかわっていくだろう。物理、化学などそれぞれのジャンルが渾然一体となっているのが現在の姿だというお話はとても印象的でした。横断的に共同していくのが大事だというのは、大いにうなずきました。

お話いただいた中で、位相、量子力学などについて力不足で書くに至りませんでした。頻出したオングストロームも「小ささの単位で電子顕微鏡で見るもの」(『復活の日』で見た)ぐらいの理解で、数字として分かっていませんでした(恥ずかしい)。

自分が分かっていないことを分かっています。
ですので、
今後もまた学んでいければと思います。

この講座はずいぶん長く続いているそうです。会場にもベテラン受講者が多くいらっしゃるようでした(初めての私はちょっと小さくなっていました)。今度東京工業大学と東京医科歯科大学が合併するにあたって、講座もどうなるのかなというところですが、とてもいい企画だと思いました。
受講できてよかったです。

シジミチョウも一休み

学習の夏休みもいいものですね。

それでは、今日はこれぐらいで。
お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

追伸 痛み止めも効いていますので今は普通に生活可能です👌

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