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【目印を見つけるノート】1016. R.I.P., Mr. Jeff Beck(3)
昨夜と今日は久々の雨です。
Jeff Beckさんの曲を聴き続けて早や3日、そういえば通しで順繰りに聴いたことがなかったと思ったりもするのでした。
このようなときにそうしているというのも申し訳ない気分になります。
聴いていて思ったのですが、Oasisのアルバムタイトル『Definitely Maybe』とか曲名の『You Know What I Mean』って、Jeff Beckさんの曲名とかぶりますね。
さて、私がよく聴いていたのは1985年ぐらいまでかと思うのですが🤔
いくつかのグループを終わらせたJeff Beckは1975年にソロ名義のアルバム、『Blow By Blow』をリリースしました。インストゥルメンタル、インプロヴィゼーション、歌がありません。ここまでちょこっと出ていた芽がグンと伸びて花が咲いたような感じでしょうか。
真っ先に頭に浮かぶのはこれでしょうか。以前noteに出したこともあります。同じライブ動画です。
Jeff Beck『Scatterbrain』(ライヴ)
以前リズム・拍子のことを書いたように思いますが、演奏する方にとって難しい曲なのかと思います。スリリングな展開が目まぐるしく、文字通りScatterbrain(落ち着きのない人)な曲だと思います。私は自分が以前アタフタしがちでしたので、共感♥️
この曲はスティーヴィー・ワンダーから、美しいバラードです。カルロス・サンタナの『Europe』と合わせて2大ギターバラードでした。
『Cause We've ended as lovers』
邦題は全編通して書いていませんが、この曲は『哀しみの恋人達』です。私は中盤からのドラマティックな流れが好きです。2:40ぐらいからですね。
静かな、エモーショナルな美しい曲です。
ジャズ・フュージョン、インストゥルメンタルの方向へ向いた流れはこの後も続きます。個人的に思うのですが、このジャンルが「自由」に感じられたのではないのでしょうか。ギターの音もそれとはすぐに分からないぐらい変わっていたりします。ギブソンのレスポール1958年製の音が……などといわれたりしますけれど、そこも越えていますね。
翌年出されたアルバム『Wired』でもギターの音が飛び出すようなイメージを抱きます。
Jeff Beck『Blue Wind』(Live with Jan Hammer)
このリフレインは口ずさむぐらい親しみがあります。青い風は突風のように感じますけれど。
ライヴの動画を見ていると、皆さん楽しそうです。「楽しい」というのはもしかしたら、ジャンルの研究などよりもっとも優先される「動機」なのかもしれません。
Jeff Beck 『Head For Backstage Pass』
この曲はファンクのようですが、もう、ロックとかファンクとかフュージョンとかいいかなという気になります。ノリノリ💃
Jeff Beck『Led Boots』
この曲がこのアルバムで一番有名かな。そういえばWiredというタイトルは「線(弦)を張られたもの」という意味ですね。ギターもwired。今さら納得しています。
さて、音楽ファンでなくとも耳にしたことがあるだろう曲から始まるアルバム『There And Back』です。
Jeff Beck『Star Cycle』
この曲は新日本プロレスの告知などで長く使用されていました。このアルバムのスペーシーなトーン、この曲の攻めの雰囲気が新日のフロンティアスピリットなイメージと合っていましたね。古舘伊知郎さんの声まで聴こえてきそうです。
私がとてもよく耳にしたのはこの曲ですね。聴いた途端に子どもに戻りました😅
Jeff Beck 『El Becko』
なぜよく耳にしたのかというと、このアルバムの出た12月に来日されたからだと思います。
私事ですが、私の父が工場をやっていまして、ステッカーやシールの最終行程を手がけていました。そこにときどきUDOさん招聘の海外アーティストの宣伝用ステッカーが入ってきました。
Beckさんの1980年の来日時もそうで、『There And Back』のインナースリーブをモチーフにした赤紫色のカッコいいステッカーが😆😆😆
ちょっと型ずれしたものを、1枚もらって私のギターケースに貼りましたとさ。ライヴは見に行けませんでしたけれど。
来日アーティストのCMはラジオでもよく流れていました。それなのかなあ🤔 ということで、このアルバムは個人的にとても印象が強いです。
……と、私がアルバムとして聴いているのはここまでですが、これ以降、彼は歌のある方に向かっていきます。それも自由ということなのだと思います。
その「自由」についてもう少し掘りたいなと思いますので、もう1回、このシリーズを続けます。
ただ「懐かしい」で終わってしまうのは私の本意ではないのです。
ご冥福をお祈りしつつ。
尾方佐羽
追伸 とある読者の方へ。
私の書いていることを、ナチュラルに受け取って返してくれる方がいてくれたらいいなと思ってきましたし、そうして下さるのがあなたで本当によかったと思います。
お身体お大事になさってください。
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