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インフォメーションが中心となりがちだったこれまでのSNSとは違った、日常の中での何気ないアウトプットや作品の裏側にあるものを出発点としたコミュニケーションを、この「odol | backyard」で始めていきたいと思っています。#odol_backyard

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  • みんなのodol

    noteユーザーの皆さんが書いてくれた、odolに纏わる文章。

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    ミゾベの日々の思考の記録。 毎週火曜日23:00頃更新。

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    6/24リリースのDigital EP『WEFT』についての記事をまとめたマガジン。

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    odolの活動に関する記事をまとめたマガジン。

最近の記事

「水の中」の音

今日はやけに冷え込むなあと思っていたら外の気温は5度のようです。冬ってこんなに寒かったっけ?皆さんも体調を崩さないようにお気をつけください。 さて、2週前から僕らの最新作『pre』の収録曲について書いてきたこのnoteですが、それも今回で最後。今日は「泳ぎだしたら」という曲について。 この曲は久しぶりに歪んだギターをかき鳴らしている曲。先月のリキッドルームのライブでも演奏したのですが、odolのライブでの定番の曲になりそうな予感です。やっぱりライブ会場での轟音ギターって、

    • 初めての体験のこと

      今日は前回に引き続き、ep『pre』に収録されている曲について。epのなかで最初にできた曲、「reverie」のことを書こうと思います。制作期間の最初に歌詞を書く曲って、いつも苦戦するんですよね。 この曲についてまず最初に驚いたのは、歌詞の長さ。書き終わってみてメンバーに共有するとき、「長っ!」と言われたほどです(笑)。odolの曲としては珍しく、1音1音が短いメロディがこの曲の特徴だと思っているのですが、それにハマる言葉を探すのが難しかった印象があります。 この曲では初

      • 憂いながらも進むこと

        11月も今日で終わり。寒さも本格的になってきて、年末感すら漂ってきていますね。今日は前回の記事でおしらせしたとおり、僕らodolが11/17にリリースしたEP『pre』の曲について書こうと思います。曲順通り、まずは「幸せ?」という曲について。 今年出した『はためき』というアルバムに収録した曲たちをはじめ、ここ最近の自分は"真面目に"歌詞を書いてきたつもりだったので、肩の力を抜いて制作しようと歌詞を書き始めたのがこの曲です。そもそも音自体も5拍子を取り入れていたり、サビのメロ

        • 2年ぶりのライブハウス

          昨日、odolは恵比寿LIQUID ROOMで久しぶりのライブでした。新体制になって初めてのライブ。来場いただいた皆さん、配信で見てくださった皆さん、ありがとうございました。 僕たちodolは11/17に、EP『pre』をリリースしました。今回はその曲たちについて書こうかなと思っていたのですが、昨日の久しぶりのライブがとても楽しかったので(笑)、そのことについて書こうと思います。調べてみたら、ライブハウスでの演奏は2年ぶりだったみたいです。びっくり。 今回の共演者の皆さん

        「水の中」の音

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        記事

          皆で同じ音を聴くこと

          ついに僕のバンド、odolの最新作『pre』のリリース前日となりました。前日といっても、配信が始まるのは0:00からなので、もう残すところ1時間、、、!いつもこの瞬間は少し緊張します。各SNSで感想を見るのが楽しみです。 このnoteを読んでくださっている方の中にはご存知の方も多いかもしれませんが、今回、リリース前にこの作品に収録されている楽曲を聴いていただける”リスニングパーティ”を開催しました。僕たちメンバーの中でもかなり手ごたえがあり、また新作を出す際にはやりたいなあ

          皆で同じ音を聴くこと

          解像度のはなし

          とうとう僕らの新しい作品、『pre』のリリースも来週に迫りました。3人になって初めての作品。個人的には、どの曲もかなり手ごたえを感じています。 僕らが音楽を作るときや、音楽について話すときによく出てくる言葉に「解像度」というものがあります。今日はその「解像度」 についての話をしようと思います。 同じものを聴いたときや見たときに、その人によってどれだけ細部まで情報を得られるかは人それぞれ違います。僕らは、その「どれだけの情報を得られるか」という度合いを解像度と呼んでいます。

          解像度のはなし

          3ヶ月間のこと

          久しぶりの更新。アルバムをリリースして、そしてその直後、僕たちodolは新曲の制作期間に入って、このnoteをお休みしていましたが、そんな間に季節はもうすっかり冬ですね。 明日詳しくお知らせするのですが、僕らodolは3人体制になってから初めての作品を出す予定。今回の作品たちは、デモができてからレコーディングするまでの時間が今までと比べて圧倒的に短い曲たちとなりました。以前の僕の歌詞を書くペースは、平均1曲に対して1ヶ月くらい。しかし今回は大体1曲あたり1週間程度だったので

          3ヶ月間のこと

          2021.9.13

          レコーディングを終えました。来月頭にもまた録るけど。 歌詞を書いている期間は、SNSで何かくだらないことをつぶやく気も失せてしまうし、写真の一枚すら撮ってもいないので、近況報告がてら、今この文章を書いています。そして、我々は元気です。 年々、歌詞を書くのに時間がかかるようになっている気がします。今回もレコーディング当日まで2曲ともが完成していなかったし、それは毎度「なんとか書けた、、、」と胸をなで下ろす、綱渡りのような感覚です。けれど、なんとか渡りきることができているし、い

          歩む日々に / side by side

          Lyric Video #はためきとまなざしSelf Liner Notes ミゾベ 音楽の素晴らしいところのひとつに、「どこか遠くへ連れて行ってくれるところ」というものがあると思います。もう戻れない時代やはるか未来、会えなくなった人のところ。 僕は今までできるだけ、そういう"ファンタジー"に近いことを歌うのを避けてきましたが、この曲はすこしだけ違います。"私は私のまま"、自分の気持ちを広げて言葉を選ぶことができました。 ムービーのために作られたこと、その過程で出会った方

          歩む日々に / side by side

          独り / desolation

          Lyric Video #はためきとまなざしSelf Liner Notesミゾベ "別れ"を歌ったこの曲には、様々なニュアンスで歌った声が入っています。普段より1オクターブ高い声、低い声。強い声、弱い声、囁く声。 もしも実際に誰かとの別れを経験したとき、すぐに整理がつくことなんてほとんどありません。人によっては一生そのまま、という場合さえあるほどです。それはなぜか。 きっと、悲しいや寂しいだけでなく、様々な感情が入り混じっているから。だからこそ絡み付き、身体や心からなか

          独り / desolation

          かたちのないもの / boundless

          Lyric Video #はためきとまなざしSelf Liner Notesミゾベ 「かたちのないもの」で歌ったのは、"目に見えないけれど確実にそこにあるもの"のこと。心も、祈りも、願いも、全て"ある"んだけど、目には見えません。 これは僕がodolの楽曲の歌詞を書いてきた中で、ずっと共通していることでもある。音楽は目に見えないし、その時間が終わったら鳴り止んでしまうもの。 聴いてくれた方が、「かたちのないもの」を聴いて大切なものを思い浮かべられるように。そんな温かな曲です。

          かたちのないもの / boundless

          noteに書いてきた一年を振り返る

          8月になり、蒸し暑い日が続いていますね。夏の匂いやまとわりついてくる髪の毛の鬱陶しさに去年の夏のムードを思い出せば、今では自分の心持ちが全く違っていることに気がつきます。 去年の自粛期間真っ只中に始まったこの「ミゾベのnote」も、なんと今回で第50回!!!曲作りなどで何度かお休みしたり、ということもありましたが色々な話をしてきましたね。振り返ってみると、今もう一度読んでほしいと思う文章がたくさんありました。今回はその中からいくつか紹介させてください。100回になったときは

          noteに書いてきた一年を振り返る

          瞬間 / hiatus

          Lyric Video #はためきとまなざしSelf Liner Notesミゾベ 瞬間は、初めて自分以外に歌ってもらうために書いた曲です。だからこそ歌詞の中に「自分らしさ」を入れられたのかな、とも思います。 実は、劇中バンドECHOLLのバージョンと、odolのそれとではほとんどアレンジ自体は変わっていません。ただ自分の声が乗るだけではなく、どんなアプローチが"odolらしいのか"ということに最も向き合った曲なのかもしれません。 なんだかあべこべですが、音楽って面白いで

          瞬間 / hiatus

          「独り」になって願うこと

          気づけばもう8月ですね。学生の方は夏休みだったりもするのかな。 リリースから約2ヶ月が経ったわけですが、今日は前回に引き続き、アルバム『はためき』に収録された新曲、「独り」について書こうと思います。先週の記事で「未来」と「独り」は”兄弟のような”2曲だと書きましたが、この曲は少しだけ後に生まれた曲なので、弟の方ですね。 実はこの2曲が”兄弟のような”関係性というのはピアノの森山から出てきた表現でした。僕はこの2曲のデモが出揃ったとき、同じタイミングで制作が進行したこの2曲は

          「独り」になって願うこと

          未来に風は吹くだろうか

          僕らodolのアルバム、『はためき』のリリースから1ヶ月以上が経ちました。今はこのアルバムに出会ってくれた皆さんにとっても、作品が耳に馴染んできた頃でしょうか。 さまざまなインタビューでも言っているので、既に目にしたことのある言葉かもしれませんが、このアルバムには「未来」と「独り」という、僕らの今を表す"兄弟"のような楽曲が収録されています。今日は、リリースから1ヶ月が経ち、僕にとって大切な曲になった「未来」という楽曲についてお話ししようと思います。少しだけ先にできたこの曲

          未来に風は吹くだろうか

          虹の端 (Rearrange) / El Dorado (Rearrange)

          Lyric Video #はためきとまなざしSelf Liner Notesミゾベ 改めて聴きかえすと、この曲のオリジナルver.のリリースが2017年であることに驚かされます。 もうそんなに時間が経っていたのか。 今まで発表してきた曲たちの中でも、一際聴こえ方が変わった曲だといえます。 「こんなことを考えていたのだな」と気づかせてくれながら、今だからこその発見もある。 自分にとって普遍的なものを歌った曲だからだろうか。 2021年の夏。改めてこの曲をリリースできて良かっ

          虹の端 (Rearrange) / El Dorado (Rearrange)