独り / desolation
Lyric Video #はためきとまなざし
Self Liner Notes
ミゾベ
"別れ"を歌ったこの曲には、様々なニュアンスで歌った声が入っています。普段より1オクターブ高い声、低い声。強い声、弱い声、囁く声。
もしも実際に誰かとの別れを経験したとき、すぐに整理がつくことなんてほとんどありません。人によっては一生そのまま、という場合さえあるほどです。それはなぜか。
きっと、悲しいや寂しいだけでなく、様々な感情が入り混じっているから。だからこそ絡み付き、身体や心からなかなか離れてくれないのです。「独り」で描いたのはそんな感情です。
森山
『はためき』収録曲で唯一、まだライブで演奏したことのない「独り」。
しかしそのイメージはしっかりと頭の中にあって、広いホールでのライブで演奏したいような、スケールは大きいけれど、静かに背筋を伸ばしている、みたいな曲です。
この曲では、スケール外の音や不協和な音程が多く登場します。
(弦のアレンジや歌のメロディに、簡単にいうと「濁って聴こえる音」が使われています)
個人的には澄んだ印象のある曲が多い『はためき』なのですが、その8曲目にこの曲の濁りが存在することで、アルバムが完成したと言っても過言ではないと思っています。
Shaikh
どうかこれからの僕らに
光が降り注ぐように
最後のサビでこの詞が歌われることで、この曲全体が否定ではなく肯定の曲であったことに気付かされます。
ミゾサンの巧みな詩作りが光る随一の楽曲だと思っています。
Self Liner Movie(IGTV)
独り
Words by ミゾベリョウ
Music by 森山公稀
ミゾベリョウ (Vocal)
Shaikh Sofian (E.Bass)
森山公稀 (Piano, Synthesizer, Programming)
Additional Musicians
須原杏 (Violin)
伊藤修平 (Cello)
深谷雄一 (Drums)
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