余白
過ぎし日に届く手紙があるならと小さき瞳の涙に思う
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「バイバイ」と泣きながら何度も叫ぶチビ。
おやつのおかわりをダメだと私が譲らなかったことで浴びせられた言葉。
思い通りにならなかったことで湧き出てきた感情をうまく現す言葉をまだ知らないんだろう。
バイバイなんて言わないの。バイバイなんて言ってばぁばが居なくなったらどうするの?嫌でしょ?ばぁばにごめんねしなさい。
と、息子が泣いているチビにコンコンと。
う〜〜む。
何か違う気がする。
悪いことしたわけじゃないんだから、謝らなくてもいいよぉ〜
と、その場から消えることに。
ごめんなさい をきちんと言える子になるのは良いことだけど、ここはチビが謝る場面なのか?
夜に同居人と ごめんなさい を言えば済むってならないか? ごめんなさい の安売りにならないかと言う話になった。
まぁ、これも余計なお世話なんだろうけど。
少ない言葉数の中から、一生懸命気持ちを伝えようとしているチビの意をできるだけ汲んでやりたいとは思う。
孫には甘い といわれるけど、可愛いからだけではなくて、今日来るぞ!と準備して迎えるから。非日常の出来事だから。色んなことをその日その時間を外して先送りに出来るから。
時間に余白があれば心にも余白が出来る。
結局、そこだよな…
これはあの頃の自分にたとえ教えてやれたとしても、結局無理な話だったとは思う。…ので、息子にも言わない。ウザがられるだけなので。笑