気がつけば3年
前回noteを書いたのが、2020年8月15日。
気がつけば3年の月日が流れていた。
毎月書こうと思っていたけれど、まさか37ヶ月も経っていようとは、、
3日坊主もいいところ。
3年の間に、家では2人の娘が生まれ、5人家族の大変賑やかな家庭になりました。
株式会社 抽出舎は6年目となり、同じくSaténも6年目となった。
マスクも外れ、規制もなくなった。
そんな想いを巡らしていて、せっかくなのでこの期間の振り返りでもしようと思う。
(自分の記憶と想いの整理も含めて)
3年という月日は、学生時代なら歴史の始まりと終わりが詰まっている濃密な時間。
30代で過ごしたこの3年間といえば、全く違う濃密な3年間だった。ただ、10代の3年間と違うことは濃密過ぎてか歳をとったからなのか記憶が曖昧なことだ。
一つ確かなのは、やりたかったことを形にした3年間であったし、それにより失ったものも計り知れないほどあったということか。
失ったものといえば、共同経営者だった藤岡さんの退社。
大黒柱の退社はかなり大きかったけれど、お互いのやりたいことの方向性が違くなってしまったから、この別れは必要だったんだと思う。
そして、この期間でやりたかったことを形にした代表格は、
日本茶メディア Re:leaf Record
を立上げたこと。
日本茶カフェがなぜメディアを?と思われるかもしれないが、日本茶の存続と発展のため、"日本茶を気軽に、日常的に飲める場所"として作ったのがSaténであるのと同様に、Re:leaf Recordもまた日本茶の存続と発展のため、"日本茶の情報をアーカイブし発信するため"に作ったメディアである。
2020年にそんな突拍子もない話をCafe snapの大井さんに話してから、その当時暇そうにしていた(笑)吉田くんを誘い、立ち上げたのがRe:leaf Record。
気がつけばこちらも2年がたち今年で3年目、60以上の記事を公開しているメディアとなりました。(ようやくメディアと名乗れるようになったかな)
今まで取材にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございます。
Re:leaf Recordについてもまた経緯や想いは綴ろうと思います。
次に、これははじめたというより奇跡的に続けていけていること。
Japan Matcha Latte Art Competition
今年も10月19日(木)に開催しますが、今大会で6回目となりました。
コロナ禍で最も規制の厳しかったエンタメでしたが、タイミングよくそしてさまざまな方のご協力のもと、無観客開催も行いつつ一度も中止することなく続けてこれた大会です。
本当に"奇跡"だと思います。
そして、昨年度から日本ラテアート協会のご後援もいただき、両業界初の日本茶・コーヒー両方面からご支援をいただく大会として、海外選手も多く出場する大会となりました。
運営メンバー含め、携わっていただいている皆様には感謝しかありません。
そしてもう一つ。
これも独立前からずっとやりたかったこと。
日本茶にデザインを掛け合わせること。
小杉湯やchill out、#あとは寝るだけなど名だたる企業やブランドのアートディレクションやコモンデザイナーを担当している株式会社オンフの神岡 真拓くんと新しく立ち上げた
#chawai 茶間
"日本茶とデザインの掛け算で、日本茶と人の間にグラデーションをつくる"ことを目的として立ち上げたクリエイティブチームです。
その他にも「Saténの茶葉ジェノベーゼ」や店舗プロデュースなど
日本茶はデザインでもっと面白くなる。
と常に話しながら一緒に作ってもらっています。
今後#chawai 茶間は、日本茶と人の間に多様な選択肢(=グラデーション)をつくるクリエイティブチームとして、ゼロベースの相談から実装までを通貫してサポートしていきますので、商品のコンセプトワークからデザインなどお困りごとございましたらご相談ください!!(ちゃっかり営業w)
とここまででも、Saténをやりながら、だいぶやってきたなぁ。
と自分でも思うのだけれど、僕は止まらないんです。笑
すでに話をさせていただいている方もいらっしゃいますが、Re:leaf Recordにて新しいプロジェクトをスタートいたします。
日本茶業専門の求人メディア Re:leaf jobs
日本茶でつなぎ、日本茶をつなぐ。 日本茶業界専門求人プラットフォームとして
日本茶を支える「仕事」と日本茶が好きな「人」をつなぎ、 日本茶文化を未来につなぐことを目的に、日本茶専門メディアのRe:leaf Recordだからこそピックアップできる 「日本茶の仕事」を幅広く紹介していくサイトです。
生産者の方も飲食店の方も求人できて、お茶が純粋に好きなクリエイターや淹れ手の方など、個性豊かなさまざまな人へ届けられるように求人情報を紹介していく予定です。
これからは"飲む""買う"だけではなく、日本茶に"関わる"仕事を通して一緒に日本茶の存続と発展を目指していくプレイヤーをここから増やしていこうと思います。
濃厚な想いを実現した3年間
長かったですが、これがこの3年間でやってきたことです。
自分で言うのもなんですが、よく”日本茶を広めたい。知ってもらいたい”という想いだけでここまでやってきたと思います。
ただ、それもこれも全て
"Satén japanese tea"があるからこそ
このコロナ禍でもみなさんの記憶に、心に残していただいていたからこそ、この未曾有の期間も乗り越え、そして新たな可能性があることを教えてくれました。
この3年間で、改めてSaténが日本茶を"日常に溶け込ませる"場所であり、
"Leaf to Relief ー 茶葉から一服へ ー"を表現し、体現できる場所であり、
"日本茶の入口"となっていることを実感しました。
だからこそ、会社としては"入口で終わることがないように"
道標としての情報を” Re:leaf Record ”で発信し
” #chawai 茶間 ”でクリエイティブの可能性を広げ
エンタメとしての熱気を" Japan Matcha Latte Art Competition "で体感し
" Re:leaf jobs "で日本茶のプレイヤーとしての第一歩を踏み出してもらいたい。
僕がそうであったように、
日本茶の美味しさを知り、可能性と面白さに気づき、豊かに生/活(生きて活躍する)人たちがこれからどんどん増えていってほしいですし、
日本茶業界の方々にも業界外の可能性と面白さに気づいてもらい、豊かに生/活していただきたい。
株式会社 抽出舎として、僕はそんな想いのもとまだまだ全力で行動していきたいと思います。
最後は決意表明みたいになっちゃいましたが、Saténのメンバーをはじめ、社内外でサポートしていただいているみなさまには本当に感謝しています。
そして、家庭を守ってくれている奥さんにも。
どうぞこれからも株式会社 抽出舎をよろしくお願いいたします。
こんな熱い文章を書いてしまったあとはどんなことを書こう。。
まずは3日坊主にならないようにしよう。。笑
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