茶リスタの小山 和裕(Satén)@抽出舎

株式会社 抽出舎 CEO / 日本茶スタンド Satén japanese tea のオーナー茶リスタ。日本茶メディア Re:leaf Record を運営。 生活から豊かさを抽出することをモットーに、日本茶の"飲む・買う・読む・見る"ことの事業を展開している。

茶リスタの小山 和裕(Satén)@抽出舎

株式会社 抽出舎 CEO / 日本茶スタンド Satén japanese tea のオーナー茶リスタ。日本茶メディア Re:leaf Record を運営。 生活から豊かさを抽出することをモットーに、日本茶の"飲む・買う・読む・見る"ことの事業を展開している。

最近の記事

一杯の先にみる世界。

事務所で仕事する時は、8:2でコーヒー飲んでるし、家ではもっぱら黒豆茶。 それでも日本茶専門店をやっているのは、"選択肢"としての日本茶をなくしたくないし、知ってほしいから。 選択肢が多ければ人の幸福度は上がるし、心が豊かになる。 特に日本茶は、嗜好品として味わうのはもちろん、歴史や文化的背景もしっかりあり、産業としても発達し日本を代表する産業にもなった。 さらに、茶道や煎茶道など"道"としても昇華し、尚且つ一般にも完全普及した唯一の飲料品。そして、最近では産地の観光資源

    • カフェのメニュー開発は プラス1or マイナス1がポイント

      Saténで人気の『抹茶ぷりん』は、マイナス1がキーポイント。 抹茶とミルクの層が重なり合い、3層になっているSaténの抹茶ぷりん。 長年愛されているこの"抹茶ぷりん”は、コーンスターチとゼラチンの2つの異なる凝固剤で固めている。 また、2種類の生クリームを使用することで、くどくなりすぎず、食べ終わった時に自然と「もう一つ食べれる」と思っていただくように濃度を変えています。 今やSNSをはじめとした、多くの媒体でスイーツでも料理でも美味しい作り方は載っています。 そん

      • 結婚資金をカフェ開業に全額使った話

        7年前。 貯金30万しかなかった僕が、それまでにありそうでなかった「日本茶カフェ」を開業しようと決意した時。 まず、開業資金をどうしようかという壁にぶつかった。 その当時、吉祥寺の三鷹の森美術館の近くでUNI STANDというコーヒーと日本茶のお店をやらせていただいていた。 "やらせていただいていた"というのも、UNI STANDは元々デザイン会社のオフィス兼店舗として計画されていおり、そこでカフェ運営を任された別会社の社長さんにたまたまイベントで知り合い、誘われて業務委

        • 気がつけば3年

          前回noteを書いたのが、2020年8月15日。 気がつけば3年の月日が流れていた。 毎月書こうと思っていたけれど、まさか37ヶ月も経っていようとは、、 3日坊主もいいところ。 3年の間に、家では2人の娘が生まれ、5人家族の大変賑やかな家庭になりました。 株式会社 抽出舎は6年目となり、同じくSaténも6年目となった。 マスクも外れ、規制もなくなった。 そんな想いを巡らしていて、せっかくなのでこの期間の振り返りでもしようと思う。 (自分の記憶と想いの整理も含めて)

        マガジン

        • 塩谷
          1本

        記事

          当たり前を当たり前だと思う瞬間

          『 当たり前を当たり前だと思うな 』とよくいうけれど、これって”当たり前だと思っていることが前提”だよね。 多くの人が、そもそも”当たり前”だと思っていないことの方が多くて、まずは『当たり前だと思ってた』と気づいた時に”当たり前”だと思うのだよね。 当たり前だけど。 生活環境や仕事環境の多くで、他の人には習慣化してなくて、自分にとってはいつの間にか習慣化されていることって多くある。 それをあるキッカケで ” 当たり前だと思ってた ” と気づいた瞬間に ” これは当たり前じ

          当たり前を当たり前だと思う瞬間

          100分の1の行動力

          僕が考えていることは、10人中1人が考えている 藤原和博さんの「必ず食える1%の人になる方法」を読んでから 僕の行動理念の中に入った言葉。 (本にこの言葉は書いてないです。ただ僕が感じたことです。) 僕は特別なことを考えているわけではないし、ましてや閃きの天才でもない。 僕が考えていることは10人中1人は考えていること。と仮定する。 つまり、「面白いことを思いついた!!」と意気揚々、自信満々にツイートしても、僕のフォロワー390人中39人は同じことを考えている(考えたこと

          茶葉を売る?お茶を売る?

          売子のおばちゃん最強説!日本茶の世界に右足全部と左足のくるぶしまで浸かった頃 百貨店の催事に販売員として茶農家さんの手伝いをしたことがあった。 その時はまだまだペーペーで、淹れ方もどこかぎこちない。 それでも今まで勉強したことを活かせる!と息巻いて「めっちゃ売ってやる!!」とまで調子乗っていた。 よく飲んでいたお茶。味は知ってるし、淹れ方も大丈夫。 「東京の若い子は、このぐらい薄い方がいいんやね。」淹れたお茶を茶農家さんに飲んでもらって開口一番に言われた一言。 まじで帰ろ

          淹れるということ

          お茶を淹れる 僕の主な仕事は「日本茶を淹れること」 ”入れる”ではなく”淹れる”こと だいぶ前、お茶屋の方が「SEO対策のために「淹れる」だと検索に引っかからないから「入れる」に変更した。」という話をしてくれた。 まだまだWebのことや、SEO対策のことなどちんぷんかんぷんの僕に言っていただいたアドバイスだったんだと思う。 でも、僕にはとても違和感でしかなかった。 「若い人はどんどん言葉を短略化して、元の言葉を壊している」 流行語やTwitter用語など、言葉の世

          noteはじめました

          こんにちは。 という時間に書いているわけではありませんが。「こんにちは」というはじまり方が僕にはあっているようで。はじめての投稿は「こんにちは」から。 西荻窪でSatén japanese teaという日本茶スタンドを運営している 株式会社 抽出舎 の小山和裕(コヤマカズヒロ)と申します。 いつもは日本茶の淹れ手”茶リスタ”として、Saténの店頭に立ったり立っていなかったりしています。 Saténはバリスタの藤岡さんと始めたお店。この7月で開業して2年と3ヶ月が経ちまし