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「時計館の殺人」綾辻行人

推理小説が書きたいから出来た、トリックを見せたいから出来た小説ではないだろうか。

綾辻行人の館シリーズのうちの1つだ。
館シリーズのことを紹介しておくと、綾辻行人の作った名探偵島田潔が活躍する推理小説。
事件舞台は、建築家の中村青司が作った館。
この中村青司はすでに亡くなっているのだが、ものすごく特殊な館が有名で、マニアの中で評判。
彼の作ったいろいろな館で発生する事件が館シリーズだ。

十角形の館、人形だらけの館、迷路がある館など様々あるが、本作では大きな時計台があり、内装も時計だらけの名前そのまま「時計館」が舞台。

以前「人狼城の恐怖」の記事でも同様のことを書いたのだが、本作もまったくもってストーリーを覚えていない。
登場人物も名探偵役の島田潔、彼しか覚えていないのだ。
もうね、登場人物が誰とか動機がなんだとかどうでもいい。
とにかく大掛かりなトリック、これにすべての記憶を消し飛ばされた。

ネタバレになるのは本当にこの作品ではダメ!!なので、詳細は控えますが、一個だけすごい感動したことを書かせてもらおう。

まさか、カップ麺が美味しくない、が重要な手掛かりになるとはね。。すげぇなぁ。

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