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娘が小学校を辞めた日②~我が家がホームエデュケーションを選択するまで~


こんにちは、おあです🤗
小学生の子ども達3人はホームエデュケーションを選択しています✨
子どもたちが毎日を楽しく自分らしく過ごせる社会にしていくために、これからの学びの在り方について考えるnoteです📒

今回は、前回の続き「娘が小学校を辞めた日②~我が家がホームエデュケーションを選択するまで~」というテーマで書いていきます🖋


※前回の記事「娘が小学校を辞めた日①」はこちら👇


前回の記事👆では、当時小学4年生(9歳)だった我が家の長女が、「学校に行きたくない」となった最初の日のことまでをお伝えしました🙌

娘を無料で近くて便利な、地元の普通の公立小学校に通わせることにしたはいいけれど、入学式から既に、何やら不気味さと言うか、違和感と言うか・・・😨
なんだか変だな~・・・と思いつつも、その環境に適応していってしまって、日々に流されていってしまって、思考停止状態に陥ってしまっていました🙇

コロナ休校を経て、長女のクラスも荒れているわ、ルールは細かいわで、長女にはチックやゲップという心身症状が現れ始めてきていました。

そして、2022年4月の第2週の朝🌞
それは、長女が❝朝ご飯が食べられない❞(=食欲不振)というところから始まりました😨

食欲不振の娘


1日目は、朝ご飯も食べられないようでは心配だということで、普通に学校に連絡してお休みしました🙌

2日目も、同様でした。
それまでは元気だったんだけれども、いざとなると急に長女の表情が暗くなって、ご飯が食べられない、となってしまったんですね😣


・・・確か3日目か4日目ぐらいだったと思います。
とうとう本人の口から「学校に行きたくない」という言葉が聞かれたのです‼️‼️‼️‼️‼️😱😱😱



・・・もともと、学校に色々疑問や違和感を持っていたこの私でさえ、ほんとにこの時は吃驚仰天狼狽してしまいました‼️‼️‼️😱😱😱



「え~~~~~⁉️どうして⁉️」
「何があったの~~~~~⁉️⁉️⁉️」

驚愕する母親


熱はないけれど、食欲がない。
風邪をひいてるわけでもないし、ものすごくショックな事件があったわけでもないのに、ご飯が喉を通らない。

突然、娘に「学校に行きたくない」と言われて・・・。

何か、お友達とトラブルでもあったのかな?とか、新学期でクラス替えがあったばかりなので、クラスに嫌な子がいるのかな?とか、最初はやっぱり学校でのお友達関係を疑いましたよね💦

悩む母親

「どうして学校に行きたくないの?」と訊いてみても、その時は、本人も要領を得ないような返答ばかりでした。
何かごちゃごちゃお友達のことも言っていた気もするんですが、別に❝これ❞といった決定打があるわけではなく・・・🤔
そりゃお友達との関係も、訊けばちょこちょこ「こういうことがあった」「ああいうことがあった」とは言うけれど、どれも別に「それで学校に行きたくないってほどのことなのかなぁ?」というレベルの話ばかりで💦
とにかく私には、娘がどうして学校に行きたくないと言い出したのか、その時はよく分からなかったんですよね😥

よく分からない話



・・・ただ、後になって、少しずつポツポツと娘が断片的に話してくれたことから分かってきたことは・・・。
娘が語る様々な、細々としたエピソードを、パズルのように組み合わせていって、そこから浮かび上がってきた全体像として見えてきたものとは・・・。



一言で言えば、

「学校が息苦しい」

ということだったんです😨

学校に行きたくない


1つ1つは小さくて細かい話ばかりなんですよ💦
例えば、授業中にトイレに行けないことが不安とか、授業がつまらないとか、お友達にちょっとしたことを注意されたとか、先生がちょっとしたことで怒るとか・・・。

日々の、小さな塵が少しずつ積もり積もって、コップに少しずつ水が溜まっていって・・・。
最後にどうしようもなくコップから水が溢れ出てしまったタイミングが、ちょうど4年生に進級した、あの第2週目の朝だった、ということだったようです🥛


本来は、もうちょっと早くてもおかしくなかったと思います。
思い返せば、3年生の時からチックやゲップが出ていたわけで。
サインは確実にあったなって、今なら分かります🙌
ただ、その心身症状がまさか❝学校❞に所以しているとは思わなかったので😨
親の私自身は学校に色々違和感を感じてはいたけれど、娘自身は学校生活に問題なく適応しているように見えていたので💦

それまでも、ちょこちょこ、友達にこんなこと言われた~とかありましたけど、別に❝いじめ❞というほどの話でもなかったですし。
翌日にはその子とまた仲良く遊んでいたりもしたので、まぁ子ども同士、毎日顔を合わせていたらそりゃいろいろあって当然だよね、ぐらいに軽く捉えていたんですよね😅


でも改めて、こうして長女からじっくり話を聴いてみて。
長女がこれまでも断片的に話してくれていた話を、もう1回しっかりと聴き直してみて。

中でも特に、印象に残っているエピソードが「芋虫事件」です🐛

芋虫事件


それは、3年生最後の3月の話。
教室で❝芋虫❞を飼っていたそうで。
飼育係がいるらしいんですけれど、全然世話をしていなくて、キャベツかなんかが干からびちゃってて、芋虫ちゃんも生きてるんだか死んでるんだか・・・というような可哀そうな状態だったみたいなんですね😣

長女は、それが気になったみたいで。
傷んだキャベツを取り除いて綺麗にしてあげようと思ったみたいなんです🍀

休み時間にお世話をしていたら、クラスの女の子たちがやってきて、「ダメなんだよ」と。
「先生に断りもしないで勝手に世話しちゃダメなんだよ」と責められたらしいんです😱

他にもいろいろあったようだけれど、このエピソードが私には1番印象的でした💦
娘もびっくりしたというか、ショックだったようで・・・。

なんでこんなことでみんなに怒られたり責められたりしちゃうの?っていう・・・。
娘としては、芋虫ちゃんがかわいそうだと思って、良かれと思って世話をしようとしただけのことだったのに、なんでそんな勢いで周囲に責められなきゃいけないんだろうと😥
本人にとっては、相当理不尽な体験だったはずです。


このエピソードを聞いて、私も、それは大変なことだと😱
娘の、❝命❞を大事に思う気持ち💖
私は、芋虫ちゃんがかわいそうだと思って、お世話をしようとしたという娘が、素敵だな思ったんですよ🤗
親バカかもしれませんが😅純粋な心を持っている、優しい子だなって✨

私は、娘のそういう心の美しさを、誇りに思ったんですね。
みんなが放ったらかしにして、見向きもしなかった芋虫ちゃんに気付いて、なんとかしてあげたいって、汚れた餌を取り出して・・・。
娘を「偉い👍」と思ったんですよ☺

・・・でも、それは、「先生にOKもらってからじゃないとやっちゃいけない」ことだと。
「係じゃない人はやっちゃいけない」ことなのだと😨


とにかく❝先生の許可なしに何1つやっちゃいけない❞という💦
それこそ虫の命1つ救うことも、❝先生のお許しを得ないとしてはいけない❞という・・・😨

教祖と信者



これはつまり、❝そういう雰囲気❞になっちゃってるって証拠なんですよ。
クラス自体が。学校全体が。
これは、とんでもなく恐ろしい状況だなって、私は思ってしまったんですね😱

例えば、目の前で困っている子がいても、先生に聞いてからでないと何もしてはいけないとか、目の前の子に「助けて!」と言われても「先生、助けてあげてもいいですか」って許可をもらわないといけないとか・・・。



・・・おかしいなと思いませんか??



私は、そのクラスのお友達が悪いとは思いません。
子ども達は、そういう学校環境に置かれているから、そういうふうに思ってしまっている、というだけで。
子ども達を責める話ではありません。


私が問題だと思うのは、そういう環境に学校全体がなってしまっていて、そういう環境で子どもたちが育ってしまっていて、そういう子どもたちを育ててしまっている、というこの❝社会状況❞です。
そんな学校環境をつくってしまっている、私たち大人の責任です😡



この芋虫エピソード、私も当時、娘から聞いていたんですよ😥
でも「そんなことあったんだ~、いやだねぇ💦」ぐらいで済ませてしまっていて、あまり深刻に受け止めていなかった話でした😨

でも、私は同じ話をもう1度本人の口から改めて聞いて、「そっか」と。
「あなたは、何も間違ってないと思うよ」って。
むしろ「そんなあなたを誇りに思う」って伝えたんですね✨
そんな純粋な気持ちを持ったまま、美しい心を失くさずにここまで大きくなってくれて、ありがとう💖
素晴らしいことだと思う。
あなたが心の優しい子でママは嬉しい、という話をしたと思います✨



・・・で。
だったらね、それは、その❝学校環境❞がおかしいよねっていう話で。
そんな学校だったら、行く必要なんてないなって、ストンと、まるで憑物が取れたように、私の中で吹っ切れた瞬間でした🍀

吹っ切れた人

今の学校という場所が、娘の持って産まれたこんな美しい心を、もし潰すような環境なんだとしたら、それはむしろ「行くな」って言わなきゃいけないのかもしれないなと。
親として。
自分の子を守るために。
子ども達が持って産まれた❝1人1人の良さ❞を潰してしまうような学校環境になってしまっているのだとしたら、それは大問題だと思ったんです😡

それは、「友達が悪い」とか、「先生が悪い」とかいう個人のレベルではなくて。
学校全体がそういう雰囲気、そういう文化になってしまっているということ。
その環境に合わないんだったら、その危険性に気づいてしまったのだとしたら、もう逃げるしかないですし、逃げた方がいいと思ったんです。

逃げる人々


私もこれまで、娘のいろんなサインを見逃してしまっていたな、と反省しました💦

よく、「突然不登校になる」とか、「突然学校に行けなくなる」って言うんですけど、私も当時そう感じちゃってましたけど、そんなこと絶対ありませんよ🍀
子どもは必ず、何らかのサイン、SOSを出しています。
でもそれを、大人達がスルーしているだけ。
子どもはなんらかの言葉だったり、態度で訴えているんだけど、大人の側がそれを見ないふり、聞こえないふりをしているだけ。
もしくは大人が、自分にいいように解釈しているだけなんだなって。
今になったら分かります✨

聞こえないふりをする大人


あれだけ学校に疑問や違和感を抱いていたこの私でさえ、いざ自分の子どもが「学校に行きたくない」と言い出した時は心底驚いてしまいましたし、狼狽えてしまいました💦
やっぱりまず「どうして」って、❝原因❞を追及しようとしてしまいました💦

子どもも、「なんで」って訊かれたら、なんとか言葉にして答えなきゃって、頑張って色々話すわけですけど、それはとても表面的な言い訳に過ぎないと思います。
だって、あの学校環境全体を覆い尽くしている文化?価値観?雰囲気?が「気持ち悪い」「イヤ」「合わない」って、そんなの、どう伝えたら大人達に理解してもらえるのでしょう??

しかも、大人達はその環境に、全くなんの疑いを持っていない。
それどころか「学校はいいところ」で、「子ども達のため」に、「良かれと思って」用意してあげているつもりなわけですから・・・😱

何より、私たち大人自身が、そういう学校でそういう教育を受けて、そういう環境が❝当たり前❞という中で育ってきているわけで💦
そういう❝学校的価値観❞を完全に無意識に内面化してしまっているわけで。

それを疑うとか、そこから抜け出そうなんて、考えも及ばないことでして・・・。


だからこそ、私にとっても、自分の娘に「学校に行かない」という選択を認めることは、大きな勇気と覚悟が必要でした🔥

決断する母親


そして迎えた個人面談。
ゴールデンウィークに入る直前に、4年生に進級して初めての面談がありました。

その時点で、我が家ではもう、娘は学校には行かずに自宅で自分のペースでやっていく、という決断を下していました。
個人面談では、その選択を率直に担任の先生にお伝えしたわけですが、今思ってもその先生の対応は我が家にとっては有難かったですね👍
とても理解のある先生で、お話をしたらすぐに、「なるほど💡分かりました🙌」と受け入れてくださいました。
無理に「いや、なんとかちょっとでも学校来れるように、こうしましょう、ああしましょう」などと言われなかったことに、今も感謝しています🥰

この日、長女はもう学校には来ない、という合意を得て、荷物も全部持ち帰ることにして、給食費の引き落としもストップしてもらう手続きも終えて、スッキリして帰った記憶です✨

スッキリ


・・・というわけで、今回は長女が4年生の新学期早々に「学校に行きたくない」と訴え始めてから、家族で話し合って「学校に行かない」選択をしたところまでお伝えしました🙌

次回からは、ここからさらに、❝ホームエデュケーション❞という言葉に辿り着くまでの紆余曲折についてお伝えしていきたいと思います👍

続きをお楽しみに✨




お読みくださりありがとうございました💖
また次回お会いしましょう👋
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